健康経営のメリットを企業と従業員の目線から解説!導入のポイントまで押さえよう
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健康経営のメリットを企業と従業員の目線から解説!導入のポイントまで押さえよう

業務の効率化や生産性の向上のために、健康経営に興味を持った企業も多いのではないでしょうか。「健康経営がどれだけ生産性に結びつくものか」「取り組んでどのような効果があるのか」について健康経営に取り組むメリットを詳しく知らずに導入すると、うまく効果を引き出せないかもしれません。

そこでこの記事では、健康経営に取り組むことにより得られるメリットやデメリットを解説しました。この記事を読むことで、健康経営を正しく導入するポイントを把握できます。

1.健康経営を導入するメリット5つ

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従業員が不健康だと、注意力散漫になり、ヒューマンエラーや重大な事故につながる可能性があります。また、不健康を起因とする業務パフォーマンスの低下は、企業の利益の減少やブランドイメージの低下をもたらすかもしれません。そこで注目したいのが健康経営です。

健康経営に正しく取り組むことで得られる大きなメリットがあります。ここでは健康経営を導入するメリット、企業に作用する好影響についてまとめました。

1)早期退職を防止する
従業員の健康維持・管理はパフォーマンスを良好に保つことに効果的です。健康経営による労働環境の改善は社員定着率の上昇、離職率の低下といった良い影響を企業にもたらします。従業員一人ひとりの健康に配慮した企業であれば、長く働きたいと思う従業員も多いでしょう。

特に労働人口が減少している昨今、人手不足で悩んでいる企業にとって離職率低下は大きな課題です。また、メンタルヘルスによる早期退職のリスクもあります。健康経営によって体調だけでなく精神面でのストレスもカバーすることで、より働きやすい環境になるでしょう。

2)リスクの予防・改善になる
健康経営に正しく取り組むことはリスクマネジメントにも効果的です。不健康状態を放置しておくと、思わぬ病気になってしまったり重大な事故が起こってしまったりと、さまざまなリスクがあります。そういったリスクを回避するためにも従業員が健康でいることは大切です。

さらに、従業員の休職や退職が相次げば社会保険料の負担が増え、企業の損益にも影響を及ぼします。そうなると、健康に対する投資が後手に回るという悪循環に陥るかもしれません。健康経営に積極的に取り組めば、こうした問題のリスクマネジメントがとれます。全体のリスクを組織的に管理することにもつながるでしょう。

3)医療費の負担を軽減
社会保険料は企業と従業員が折半しています。よって従業員の医療費が大きくなることは保険料率にも影響し、企業負担にも影響が出ると考えられます。

高年齢層の労働人口増加による影響を受けている企業も増えています。企業にとって高年齢層はベテランのポジションが多いため貴重な人材です。しかし、高年齢層の従業員が多い企業ほど、一人ひとりの健康管理に配慮することが求められます。従業員の不健康リスクを事前に回避できる健康経営は、人材の流出や長期休養リスクを避けることにも有用です。

4)業務のパフォーマンス・利益率の向上
従業員が健康的であることで、集中力・判断力・発想力の向上に期待でき、業務の効率化や生産性の向上につながります。業務パフォーマンスの向上や企業の利益を上げるためにも健康経営は地道ながらも大切な取り組みです。業績が落ち込んでいる企業ほど、健康経営にしっかりと取り組むと良い結果が生まれるでしょう。

5)採用活動・企業のブランディングにも有効
企業が健康経営に真剣に取り組むことで、社外への企業イメージ向上にもつながります。企業イメージの良い会社は、求職者の目に止まりやすく採用活動がスムーズになるでしょう。

政府が推進する制度で「健康経営銘柄」「健康経営優良認定制度」があります。健康経営で優秀な取り組みをしている企業や成果を出している企業が選出され、認定・公表される制度です。この認定を受ければ「ホワイト企業」として社会的好評価を集めるでしょう。これはブランド価値を上げることにも直結し、株価が上昇しやすいメリットもあります。

2.健康経営優良法人とは?認定のメリット

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これから健康経営を取り組むにあたって、企業全体で目標を持ってみるのもよいでしょう。「健康経営優良法人」の認定制度は、健康経営の浸透を目指して政府が推進する制度です。認定されることでさまざまなメリットがあるため、選出に向けて積極的に取り組むとよいでしょう。ここでは健康経営優良法人の特徴や認定されるメリットを紹介します。

1)健康経営優良法人認定とは
健康経営優良法人認定とは、健康経営に戦略的に取り組む、優秀な企業や医療法人を顕彰する制度です。経済産業省が毎年実施しており、大規模な企業と中小規模の企業で部門が分かれています。

この制度の目標は「健康経営に取り組む法人を公表することで、求職者や関係企業などから社会的評価を受けられる環境の整備」です。認定されることで、健康経営優良法人のロゴマークが使用できるほか、さまざまなインセンティブが受け取れます。

2)大企業と中小企業を対象にした2部門あり
規模の大きい企業を対象とした「大規模法人部門」と中小企業を対象とした「中小規模法人部門」の2つの部門があります。部門が分かれていることで、企業規模に関わらず健康経営優良法人を目指しやすいのが魅力です。

大規模法人部門では認定企業の中でも優秀な500の法人が認定される「ホワイト500」という認定基準もあります。また、2021年から新たに設立された「ブライト500」という制度は、中小規模の法人のうち上位500法人の冠となるものです。

3-1)認定のメリット1:助成金
健康経営に取り組み健康経営優良法人として認定されることで、助成金や補助金がもらえるインセンティブがあります。例えば、企業は年に1度ストレスチェックを実施する義務がありますが、その実施への助成金などです。

他にも、職場環境改善のための助成金制度などもあり、これらを活用して一層健康経営に取り組む企業もあります。

3-2)認定のメリット2:金利優遇
認定を受けた企業向けに金融機関や保証団体、自治体が用意する金利優遇などの融資優遇措置があります。融資に対する負担が少なくなるメリットです。地方自治体や金融機関によって受けられる支援は異なるため、どのような優遇が受けられるのか調べてみるとよいでしょう。

3-3)認定のメリット3:保険料の割引
健康経営に取り組むことで病気のリスクを抑えられるだけでなく、保険会社から保険料の割引や還付が受けられることもあります。業務災害や病気による保険が適用されるのは大きなメリットといえるでしょう。例として、業務上の災害をカバーする保険商品の割引や3大疾病を保障する団体保険の割引などがあります。

3-4)認定のメリット4:公共調達の加点
自治体が行う公共工事の入札審査で入札加点される「公共調達加点評価」も、認定を受けると利用できるインセンティブです。

公共事業の入札では等級を設けて民間企業を評価し、それを元に審査します。この等級において認定企業に加点評価をすることで、入札審査が有利に働く仕組みです。認定が企業の信用につながることが目に見える制度といえるでしょう。

3.健康経営を導入する従業員側のメリット

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健康経営に取り組むことで企業だけでなく従業員にもさまざまなメリットがあります。従業員にもメリットがなければ、健康経営に取り組むモチベーションも低下してしまうかもしれません。ここでは従業員側のメリットを紹介します。メリットを把握し、従業員にもしっかりと伝えることで企業一丸となって取り組めるでしょう。

1)愛社精神を育む
従業員1人ひとりの健康に配慮している会社であれば、できる限り長く働きたいと思う方が多いでしょう。また「会社に貢献したい」「昇進したい」という意欲も生まれ、モチベーションや業務パフォーマンスの向上が期待できます。このように健康経営は従業員の愛社精神を育むきっかけとしても有効です。

2)肉体的・精神的な安定につながる
肉体的な健康が保たれれば、精神的にも好影響があります。体が疲れていると気分も落ち込んでしまうケースがあるでしょう。生活習慣や体調管理はメンタルのケアにもつながります。

企業が積極的に健康経営に取り組み先導することで、従業員の健康意識が向上し、生活習慣の改善も期待できるでしょう。従業員のQOLの向上に期待できることも従業員にとってメリットです。企業側としては、元気で活発的な従業員が増えることで、他の従業員にも良い刺激を与え、職場全体が活気的になる効果も期待できます。

3)ワークライフバランスの改善にも役立つ
健康経営の実施で働きやすい労働環境になれば、ワークライフバランスの改善に役立ちます。ワークライフバランスとは、仕事と生活の調和のことです。ワークライフバランスが整っていると、仕事と私生活のどちらも充実感を感じられ、メンタル的に安定しやすいといわれています。

ワークライフバランスを整えるためにも、企業側がストレスのない労働環境を整えることが大切です。日本人は働いている時間が長く、仕事のストレスが私生活にも影響が出てしまいがちといわれています。残業時間の削減や在宅勤務の推奨、フレックス制度など、働き方改革を取り入れた健康経営はワークライフバランスの改善に役立つでしょう。

4.健康経営のデメリットもある?

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健康経営を取り入れるメリットはたくさんありますが、デメリットと感じる点もあります。「成果が分かりにくい」ことや「長期的に働きかける必要がある」ことです。健康経営は明確な結果が出にくく、取り組みには時間がかかります。しかし、取り組むメリットのほうが大きいため、デメリットは注意点として参考にしてみてください。

1)成果が分かりにくい
健康経営はデータの収集が難しく、また評価しづらいため成果が分かりにくい点は導入の際のデメリットといえるでしょう。健康の基準は曖昧であり、明確な数値として判断できません。「元気だ」と思っていても、実は病気を抱えている可能性もあります。

健康の判断基準は難しいため、正しいデータ収集自体も難しい作業です。またデータ収集には費用がかかり、大がかりな取り組みは企業の負担になることもあります。健康経営に取り組むときは長期的な視野を持って実践しやすいことから始めるとよいでしょう。

2)長期的に働きかける必要がある
健康経営は成果が現れにくいため、長期的な取り組みになります。すぐに健康的になれるわけではなく、また健康的になっても利益向上につながるまでは時間がかかるでしょう。「このまま健康経営を続ける意味があるのか」と取り組みに疑問視をする声も上がる可能性もあります。

また忙しい従業員にとっては、成果の見えづらい健康経営の実施に意味を見いだせず負担やストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。データの収集結果の評価から改善点を探し、要点を絞って少しずつ取り組むのが大切です。

5.健康経営のメリットを活かす導入のポイント

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健康経営は、具体的な目標や計画を立てて取り組むことが大切です。経営理念に基づいた具体的な計画がないと、従業員も困惑してしまい、企業が一丸となって取り組むのは難しくなるでしょう。ここでは健康経営を効果的に生かす取り組み方を紹介します。

1)「健康宣言」で社内外へ周知
目標や具体的な計画を立てたら「健康経営を行う宣言」をしましょう。従業員への告知だけでなく、社外にも周知するのがポイントです。全国健康保険協会や健康保険組合では健康宣言を行う企業を支援する取り組みもあります。健康経営優良法人として選出され、求職者や関係企業からのイメージを上げるためにも社外への周知は大切です。

また、具体的なプランを持って健康経営宣言をすることで、従業員と経営者が一体となって取り組めます。

2)組織・仕組みを作って進行する
健康経営担当者を人事に配置したり、担当部署を設けたりといった、組織を構築するのもよいでしょう。役割を設けることで責任感を持って取り組めるため、従業員の健康意識を高める効果が見込めます。

外部で健康経営アドバイザーに相談する仕組みを導入するのもよいでしょう。専門的な知識を持ったアドバイザーに相談することで、効率的に健康経営に取り組めます。健康経営アドバイザーはe-Learningでどこでも学べるため、自社で人材を育成するのもおすすめです。自社に理解のある専門家がいれば、企業の理念に基づいて計画を立てられます。

3)具体的な戦略の立案+実行
明確な目標とともに具体的な戦略を立てることは健康経営推進の助力となります。具体的な戦略には部署ごと、業務別に問題点を挙げて分析することが大切です。それぞれの課題に見合った戦略と実行可能な目標を立てるとモチベーションが維持できます。

目標はできるかぎり数値として明確にすると、データの収集や評価がしやすくなるでしょう。明確な数値として現れるものは、健康診断やストレスチェック、欠勤率などです。健康診断の数値が悪い場合は食生活のサポートや生活習慣の改善を促すなど、数値改善のための戦略を立てます。

4)取り組みを評価する
健康経営を実施したら定期的に評価・分析を行いましょう。健康経営施策の進捗率、ストレスチェック、健康診断の結果など、データを定期的に分析することで、改善すべき点や今後の施策が見えてきます。評価の指標をあらかじめ策定しておくと評価がスムーズです。

経営陣や担当者などで話し合い、新しい計画や目標を見つめ直すとよいでしょう。また改善点は従業員にフィードバックし、企業全体が一丸となって取り組むのが大切です。

6.手軽な健康経営の推進にヘルスケアサービス「HELPO」を始めよう!

健康経営は長期的な取り組みになり、成果も現れにくいデメリットがあります。取り組みが従業員への負担にならないよう、企業側は従業員に対して配慮しなければいけません。これから健康経営に取り組む企業は、手軽に始められるものとして「HELPO」をぜひ利用してみてください。

「HELPO」は医師・看護師・薬剤師の医療専門チームに気軽に相談できる健康医療相談チャットサービスです。ちょっとした体調不良で出勤するか迷った際にも、HELPOで相談することで最適な選択ができるでしょう。また、企業はHELPOを導入することで、福利厚生の充実や健康経営指標の加点項目を増やすことも期待できます。

7.まとめ

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メリットがあります。また従業員側としても、ワークライフバランスが整い、肉体的・精神的な安定が見込める点が魅力です。しかし、健康経営は長期的な取り組みになるため、少しずつできることから始めていくのがよいでしょう。

「従業員の健康意識を上げたい」「まずは気軽に取り組みたい」など、健康経営の取り組を推進したいなら、ぜひHELPOのご利用をご検討ください。HELPOは24時間365日医療専門チームに気軽に相談できるサービスです。オンライン診療も実施しているため、コロナ禍での対人診療が気になる方も利用しやすいというメリットもあります。

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