中間管理職をおそうメンタル不調!その原因と対策
見出し画像

中間管理職をおそうメンタル不調!その原因と対策

HELPO マガジン

マネージメント職になると、プレイヤーとして求められていた役割とは異なる役割を持つ事になります。上司と部下の間で活躍する中間管理職は、精神的な負担も大きくメンタル不調になりやすい傾向があります。本記事では、管理職を取り巻くメンタル不調と対処方法についてご紹介します。

中間管理職のメンタル相談が多くなっています!

はじめに、日本の中間管理職における、メンタル不調の実態について、調査データを元に説明していきます。

■メンタル不調の相談ケースは「40代・男性」が最多
一般社団法人日本産業カウンセラー協会は、全国の産業カウンセラーへの対面相談と「働く人の悩みホットライン」に全国から寄せられた電話相談の利用状況を発表しています。

公表されたデータによると、対面・電話の双方において、相談する年齢層は40代がもっとも多くなっており、次に30歳代または50歳代が多くなっています。

さらに、「メンタル不調・病気」の相談に絞ってみても、40代が最も多くなっていました。また、男性は女性の2倍も「メンタル不調・病気」に関する相談をしていることがわかりました。

この調査結果から、年齢的にも中間管理職にあたる群の特に男性がメンタル不調を訴えて、産業カウンセラーに相談している実態が見えてきました

(参考資料:https://www.counselor.or.jp/Portals/0/pdf/1.press%20release1901.pdf

なぜ!? 負の連鎖に陥る中間管理職のメンタルストレス

画像1

それでは、なぜ中間管理職がメンタルの不調を訴えるような事態に陥るのか見ていきたいと思います。それには、中間管理職特有のワークスタイルが幾重にも重なって影響していると考えられています。

■上司と部下の板挟みになる
マネージメント職になる前は、自分の成果を出すことに集中して仕事をすればよかったにもかかわらず、中間管理職になると、部下を持つ事になり、部下の指導をしながら、組織としての成果を上司から求められるようになります。

部下の育成は、部下の考え方や働き方に合わせる必要があり、十分なコミュニケーションを取らなければ、パワハラとして部下から反発されることにもなりかねません。なかなか思うように進まない部下の育成をしつつ、組織としての成果を求められることは、強いストレスにつながります。

■仕事量が多くなりがち
2019年の働き方改革関連法の施行に伴い、時間外労働の時間数に上限が定められ、有給休暇の取得が義務付けられました。しかし、全体の仕事量が突然減るわけもなく、そのシワ寄せが、中間管理職の負担を増やしている可能性があります。事実、パーソル総合研究所が行った中間管理職の就業負担に関する定量調査によると、皮肉なことに、働き方改革が進んでいる企業群の中間管理職の方が、改革が進んでいない企業群の中間管理職より、自らの業務量が増えたと回答している率が多くなっていました。このように、業務量が増加することで、十分な休みを取ることができなくなることが、メンタル不調の一因となります。
(出典:https://rc.persol-group.co.jp/news/201910030001.html

■仕事の質の変化
中間管理職になると、それまでのように与えられた仕事に取り組むだけでなく、管理職として、組織としての方向性を決め、部下をリードする必要があります。それまで扱ったことがないさまざまな業務に対応しなくてはならず、自分には合わないミスマッチな業務もこなさなくてはならなくなります。また、自分自身ができているとは言い切れない事であっても、部下には指示を出し対応させなければならない場面も出てきます。このように求められる役割に対し、本来の自分とは異なる役割をこなすこともストレスとなります。

押し寄せるメンタルストレス、どうすれば対処できる?

画像2

それでは、どのようにすれば日々のストレスに対処できるのでしょうか?そのアプローチ例をいくつかご紹介します。

■メタ認知力を高める
まず「中間管理職はこうあるべき」という固定概念は捨てましょう。そして、自分を客観視し、自分の職位に求められている役割を分析してみることがよいでしょう。これには自分の日々の仕事を振り返り、「省察・内省・反省」を行うことが有用です。

「メタ認知」とも言われるこの手法は、少し高い位置から、自分を客観的に観察することです。昨今、ビジネスの現場において重要視されている手法でもあるので、取り組んでみるとよいでしょう。

■あるがままの自分を受け入れる
我々、現代人は、幼い頃から他人と比較されて育ってきました。そして、他人と比較して、できていないところを改善することを周囲から求められてきました。他人と比較すると、どうしても、自分ができないところに注目してしまいます。他人や過去の自分と比較することは、ストレスがかかっている状況では、できない自分を意識することになり、百害あって一利なしです。

そうは言っても、簡単に考え方を変えることはできないかもしれませんが、「今の、あるがままの自分」に焦点をあて、自分自身を受け入れることに集中しましょう。

■社内の信頼できる人や外部の人事カウンセラーに相談
長年培ってきた自分の考え方を容易に修正することは、自分一人では難しいものですし、限界があります。困ったときは、一人で抱え込まないことです。

社内で信頼できる人がいれば、直接相談してみましょう。また社内で相談することが難しい場合は、社外のカウンセラーを頼ることもできますので、ぜひ積極的に活用しましょう。

長引かせないために早めに相談することが大事 

HELPOのオンライン健康医療相談※1では、「なんとなく不調だけど病院に行くほどか迷っている」というお悩みや、「こんなこと病院で相談するのは気が引ける」というお困りごとでも気軽に相談が可能であり、早期に不安を解消できます。心療内科、精神科を受診するのはちょっと…という方もぜひHELPOにご相談ください。HELPOでは、24時間365日ご相談を承っておりますので、受診前のお気持ちの整理のため、受診のタイミングについて、受診までの間の具体的な対処法なども相談可能です。  

※1 回答は厚生労働省の定める「オンライン診療の適切な実施に関する指針」の遠隔健康医療相談(医師以外)の範囲内で実施いたします。


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!