モンスター社員はなぜ生まれる?原因と対応策を解説
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モンスター社員はなぜ生まれる?原因と対応策を解説

HELPO マガジン

「モンスター社員の行動にはどんな特徴があるのか知りたい」
「モンスター社員を辞めさせるのはまずいのか知りたい」
「モンスター社員を生まないためにどうすればよいか知りたい」

モンスター社員について、上記の疑問や悩みを抱えている方は多いでしょう。この記事では、モンスター社員の特徴をはじめ、以下の項目を解説していきます。

■モンスター社員のリスク
■モンスター化する原因
■モンスター社員を簡単にやめさせてはいけない理由
■モンスター社員を生まないための対策

この記事を読むことで、モンスター社員の対応方法と対策が把握できるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

企業に悪影響をもたらすモンスター社員とは

モンスター社員とは、仕事に対する向き合い方・常識を疑う行動・言動など、周囲にマイナスの影響を与える社員のことです。

モンスター社員は、労働者の権利を自分にとって都合よく解釈した行動を起こします。その行動は企業にとって不利益になるばかりか、ときに社内の人間関係をも悪化させる恐れがあるほどです。

しかし、労働関連の法律を考慮すると、モンスター社員を無視するわけにはいきません。対処法を誤れば、訴訟問題に発展する場合もあります。

モンスター社員の6つの特徴

モンスター社員と呼ばれる人には、大きく分けて6つの特徴があります。ここからは、6つの特徴の詳細についてみていきましょう。

遅刻や欠勤が多く、サボりがち

モンスター社員の行動でよくみられるものは、遅刻・無断欠勤・サボりです。有給休暇を取得できる権利などを主張して、業務放棄に近い休みを取得したり、突然メールやLINEなどで休む連絡を入れてきたりします。

出社しても自身の業務を遂行しない場合もあるため、ほかの社員が業務を肩代わりしなくてはいけなくなることも多いでしょう。

そのため、責任のある仕事は任せることができず、組織力を発揮できません。マネジメントにおいて、管理職の負担が増えてしまう事態になってしまいます。

協調性がなく、自己中心的

モンスター社員は、自分にとって都合よく解釈する傾向にあるため、協調性に乏しく、自己中心的な発言や行動が多くみられます。

団結してプロジェクトを遂行するといった業務の場合、自身の業務を遂行しなかったり、周りに押しつけたりといった行動になる可能性もあります。

その上、周囲に迷惑をかけていたとしても、モンスター社員にとっては自分ごとという自覚がありません。自分が原因であることに気づけず、ますます周囲との良好な人間関係が築けなくなっていきます。

企業では個人の能力が高い社員でも、チームで成果を上げなくてはいけないことも多いものです。チームで動けなければ、生産性も上がらず、企業の利益につながりません。

他人に対する攻撃性が高い

モンスター社員は、発言や主張などが攻撃的になりがちです。自分の主張が通らないと恨みの感情に変換され、過剰な反応を示し、暴言などに発展することもあります。

一度恨みの感情に変換されてしまうと、尾を引く場合が多くなり、長引くことも多いでしょう。このような感情が原因で、周囲に嫌がらせをしたり、ネットに書き込んだりといった行動になる場合があります。

また、ハラスメントに対する意識が高まっていることを逆手にとって、上司に対して「パワハラですか?」といった圧力をかける「逆パワハラ」行動もみられます。

家族が業務や職場に介入してくる

モンスターと呼ばれるのは社員だけではありません。学校などの教育現場でみられる、親や家族が介入してくる「モンスターペアレント」の場合もあります。

仕事を休む連絡も親が入れてきたり、本人に非がある行動でも親が意見を主張してきたりするのです。モンスター社員本人に原因がある場合、あくまで企業と個人の契約のため、いくら親が入り込んできたとしても、企業に非はありません。

しかし、無視するわけにもいかず、対応に疲れてメンタルが不安定になってしまう場合もあるでしょう。

能力が不足している

仕事が遅かったり、ミスが多かったりといったことは、能力の個人差もあるため、一概にモンスター社員とはいえません。しかし、モンスター社員と呼ばれる社員は改善行動に移りません。

ミスを連発しても罪悪感を覚えず、仕事中にスマホゲームをしたり、ネットサーフィンをしたりといった行動が絶えないこともあります。

このような行動は、上司だけでなく、周囲の社員にとってもストレスになるでしょう。対処せずに放置してしまうと、職場内の環境が悪化してしまうでしょう。

メンタルが不安定

近年では、精神疾患や発達障害などへの理解も深まり、メンタル状況の向き合い方も変化してきました。しかし、ストレスが原因でメンタルヘルス不調を起こしてしまう人は大勢います。

モンスター社員は、メンタルヘルス不調が原因で問題行動に発展する場合もあります。メンタルヘルス不調が原因の場合は、ストレスの原因と向き合わなければいけません。ストレスチェックを行うなどして、メンタルヘルス対策を検討する必要があるでしょう。

モンスター社員が企業にいるリスク

モンスター社員がいることでさまざまな問題行動が発生し、企業にとって大きなリスクとなります。ここからは、リスクとなる要素について詳しくみていきましょう。

生産性の低下

モンスター社員は、遅刻や欠勤、サボりなどの行動がみられます。進まなくなってしまう業務は、ほかの社員がカバーする必要があるため、余分なリソースを割かなくてはなりません。

そのため、業務効率が上がらず生産性が低下してしまいます。

生産性の向上は企業にとって重要な要素のため、利益に直結します。また、生産性が下がることで残業が増えたり、ほかの社員が大きなストレスを抱えたりといったリスクも生まれてしまうでしょう。

離職率の上昇

モンスター社員の行動によって、ほかの社員が不快な思いをしたり、対応に疲れてしまったりすることがあります。モンスター社員の行動は、ときにハラスメントに発展する場合もあり、職場環境が悪化していく大きな原因なるでしょう。

離職する原因で多いのは、男性女性問わず職場の人間関係です。モンスター社員が原因で優秀な人材を失うことは、企業にとって大きな痛手となってしまうでしょう。

参考:厚生労働省|-令和2年雇用動向調査結果の概況-

モンスター社員から訴訟を起こされる可能性がある

モンスター社員の行動に頭を悩ませ、強引に解雇したり異動させたりするのは危険です。モンスター社員が、このような行為をパワハラや違法だと捉えて訴訟を引き起こす可能性もあります。

訴訟問題となった場合、企業イメージの低下を招き、社会的信用を失ってしまうこともあります。場合によっては、損害賠償を支払わなくてはいけない状況になるかもしれません。

人事権を行使してモンスター社員を退職に追い込むための異動命令などは、多くの裁判で不当な命令と判断されています。そのため、業務上必要な異動や配置転換となる意味があるか確認するなど、対応には慎重な判断も必要です。

モンスター社員は辞めさせることができる?

モンスター社員の行動は、職場環境を悪化させ、企業によい影響を及ぼしません。そのため、辞めさせたいと考えることも多いでしょう。しかし、労働関連の法令上、簡単に辞めさせることはできません。

そのため、段階を追って対応することが必要です。具体的には以下のような段階を踏みます。

1.口頭指導
2.指導記録
3.異動・配置転換・降格・減給などの処分
4.退職勧奨
5.解雇

訴訟問題に発展した際に、証拠として提出できるように指導記録を残しましょう。指導する場合には、客観的に事実と判断されやすくなるため、書面だけでなく録音が有効です。

録音は裁判の証拠としても強力で、指導目的の録音ならば、プライバシーの侵害や個人情報保護にもあたりません。

また、降格などの処分に対して異論があった場合にも、指導記録を示すことで納得させることもできるでしょう。

退職勧奨は、長時間にわたって行ったり、頻繁に行ったりしないよう注意が必要です。最終的に退職するかどうかは労働者が判断します。長時間、複数回の退職勧奨は、退職強要と判断されやすくなってしまいます。

モンスター社員を増加させる3つの原因

もともと問題がない社員でも、企業の対応などが原因で、社員がモンスター化してしまう場合もあります。社員をモンスター化させないために、代表的な3つの原因を把握しておきましょう。

不適切な人事配置や評価制度

人には向き不向きもあるため、能力を発揮できない部署に異動を命じられてしまうと不満が生まれる原因となります。また、成果を上げても評価される仕組みがないと感じてしまえば、仕事に対するモチベーションも上がらないでしょう。

モチベーションも上がらず、不満に感じる期間が長引くと大きなストレスとなります。ストレスの蓄積によって、優秀な社員だったとしても、モンスター化してしまう可能性があるのです。

職場環境が望ましくない

仕事内容によっては、残業が必要なこともあるでしょう。しかし、生産性を向上させるための工夫もなく、長時間労働が当たり前な職場環境は、社員をモンスター化させる原因になります。

長時間労働は精神や健康状態に悪影響を及ぼします。職場環境をよくするためには、業務の効率化や生産性向上といった工夫は必須ともいえるでしょう。

メンタルヘルス対策の不足

2019年時点の調査では、仕事で不安やストレスを感じたことがあると回答した人の割合は58%という結果が出ています。メンタルヘルス不調が長引くと、社員のモンスター化だけでなく、うつなどの精神疾患に発展するリスクも高まるため、企業として対策が必要です。

心が安定していれば、仕事のモチベーションが高まったり、パフォーマンスが向上したりといった成果が期待できます。ストレスチェックが義務付けられていない場合でも、メンタルヘルス対策のために実施することは大切です。ストレスチェックによって、見えていなかった課題が見つかることもあるでしょう。

見つかった原因の解決に向けて対策していけば、社員の精神状態が不安定になるリスクを下げていくことができます。

参考:厚生労働省|平成 30 年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況

モンスター社員を減らすための3つの対応策

モンスター社員がすでにいる場合、どのような対策を行うべきなのでしょうか。ここからは、具体的な3つの対策方法についてみていきましょう。

就業規則や評価制度の見直し

モンスター社員は就業規則を都合よく解釈してしまう傾向にあります。そのため、就業規則には、罰則条件・解雇条件・評価基準が明記されているか再確認しておきましょう。

就業規則にはしっかり記載されていても、目を通したり聞いたりしたことがある社員は多くありません。入社時の研修プログラムに就業規則研修を組み込むなど、就業規則に触れる機会を設けてみるのもよいでしょう。

また、モンスター社員は承認欲求が満たされていない場合も多い傾向にあります。成果が給与にあらわれる制度や、コミュニケーションを評価の対象にするといった承認欲求が満たされる制度を検討してみるのもよいでしょう。

採用基準の見直し

モンスター社員を採用しないために、面接の内容を精査することが重要です。たとえば、採用基準を以下のように設定しておくとよいでしょう。

■退職理由について質問した際に、前職の悪口などを言う人は採用しない
■質問内容を勝手に解釈され、求める回答が得られない人は採用しない
■自分の経験だけで価値を判断していると感じたら採用しない
■自慢話が目立つ場合は採用しない

上記のようなケースは、採用後にモンスター化するリスクが高いです。場合によっては、勢いがあってよい印象を受ける場合もあるかもしれません。しかし、冷静にみたときに上記のような要素が少しでも感じられたら、採用判断に時間をかけるべきでしょう。

相談窓口の設置

仕事や職場が原因の、メンタルヘルス不調や人間関係の悩みは、周囲に相談することができない人もいます。相談できず、ため込んでいくうちにモンスター化してしまっては大変です。

コーチングやカウンセリングによって早期解決できる場合もあるため、気軽に相談できる相談窓口を設置しておくとよいでしょう。

メンタルヘルス対策なら「HELPO」もご活用ください

ストレスや悩みを抱えていると心身に不調が現れてきます。周りに相談できる人がいなくて、つい我慢してしまう人もいるでしょう。ストレスを溜め込んでしまうことがモンスター社員にも繋がるため、社員の心の相談窓口を用意しておくのがおすすめです。

心の内を話すことは勇気がいることですが、HELPOはチャットで24時間相談できます。中には社内に情報が漏れることを恐れたり、専門の病院に行きづらいと思っていたりする人もいるでしょう。

ヘルスケアアプリ「HELPO」は個人情報をしっかりブロックしているので、気軽に相談できるのが特徴です。メンタルヘルスへの早期対応が、モンスター社員を減らすことにもつながります。

まとめ

モンスター社員になってしまうのは、心に蓄積したストレスや悩みが原因です。これから面接する場合の対処は比較的簡単ですが、すでにモンスター化してしまっている社員がいる場合の対応には、多くのエネルギーを消耗します。

仕事の効率や生産性を下げないためにも、社員のメンタルや健康状態を良好に保つ環境が必要でしょう。

心の不調から健康被害を助長させないためには、24時間いつでも相談できるHELPOがおすすめです。社員の健康サポートにHELPOの導入を検討してみてはいかがでしょうか。


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