メンタルマネジメントとメンタルヘルスマネジメント-どちらも必要な理由
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メンタルマネジメントとメンタルヘルスマネジメント-どちらも必要な理由

HELPO マガジン

ストレスが心身の健康や仕事の成果にまで影響を及ぼすことは、広く知られるようになってきました。本格的にメンタルマネジメントやメンタルヘルスマネジメントに取り組まなければならないと考えている企業も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、メンタルマネジメント、およびメンタルヘルスマネジメントとはどのようなものなのか詳しく解説します。それぞれの重要性や実施方法が分かれば、より効果的で効率的な実施計画へと歩を進めることができるでしょう。

メンタルマネジメントとメンタルヘルスマネジメントは別物?!

メンタルマネジメントとメンタルヘルスマネジメントは、人事管理の一環として導入が進んでいます。しかし、「メンタル」つまり精神面をサポートするという点が共通しているため、この二つを混同している方もいるかもしれません。どちらも正しい知識に基づいて実施することが必要です。

最も大きな違いは、その目的です。メンタルマネジメントは、メンタルを改善することにより、仕事へのモチベーション向上や成果へとつなげていきます。一方、メンタルヘルスマネジメントは、メンタルの不調が心や体の健康を損なうことがないようにサポートすることが目的です。

どちらも現代社会に必要不可欠な分野であるため、企業による積極的な導入が求められています。

メンタルマネジメントの必要性と実施方法

まずはメンタルマネジメントについて解説します。メンタルマネジメントとは何なのか、なぜ必要なのかを整理しておきましょう。人事担当者だけでなく、職場に部下や後輩がいる方、自分のメンタルマネジメントについて知りたいという方にも必見です。実施方法にはさまざまなものがありますが、ここではすぐに取り入れられるものをご紹介します。

メンタルマネジメントとは

メンタルマネジメントとは、ストレスやメンタルをコントロールし、仕事へのモチベーションやパフォーマンスをアップさせるトレーニング方法です。本番でも実力が発揮できるようにと、スポーツ選手に導入されているメンタルトレーニング方法ですが、ビジネスにおいても成果が上がっており、取り入れる企業も少なくありません。

日本では、仕事やスポーツなど成果が求められる分野で「根性論」をもち出すというマネジメントが長く行われてきました。しかし、こういった対応が心身にダメージを与えるケースも多く見られます。「メンタルをうまくコントロールすることが成果につながる」という理解が深まるにつれ、発展してきたのがメンタルマネジメントです。

メンタルマネジメントが必要なケース

「自分に自信がない」「大事な場面で緊張してしまい、うまくいかない」「すぐに諦めてしまう」というタイプの方には、メンタルマネジメントが有効です。失敗体験がトラウマになっていたりプレッシャーに弱いタイプだったりすると、実力はあるのにいざというシーンで発揮できず、ますます自分に自信がなくなってしまいます。

メンタルマネジメントによりポジティブな見方や考え方を習得できれば、仕事に対するモチベーションが上がり、苦手な分野にもチャレンジできるようになるでしょう。また、失敗したとしても自分なりの対処法を見つけられるため、自分を追い込んだり最初から諦めたりといったネガティブな負のルーティンに陥らずに済みます。

メンタルマネジメントの実施方法

メンタルマネジメントの実践方法は、生活習慣に組み込める手軽なものから自己暗示をかけるタイプのものまで、実にさまざまです。すぐにできるテクニックをひとつご紹介しましょう。それは同じ行動を毎日繰り返しルーティン化することです。

例えば、以下のような行動があります。

■仕事の前に必ずコーヒーを飲む
■通勤時に音楽を聞く
■パソコンを立ち上げる前に1分間瞑想をして深呼吸をする 

特別な時だけでなく毎日欠かさずルーティンとして行うことで、生活のリズムと安定したイメージが確立し、いつもの力をコンスタントに発揮できるようになります。さらに本格的な実践方法を導入したいのであれば、メンタルマネジメント研修などを利用するとよいでしょう。

メンタルヘルスマネジメントの重要性と実施方法

次に、メンタルヘルスマネジメントについて取り上げます。メンタルヘルスマネジメントは企業の生産性や評判にも関わるため、メンタルマネジメントよりも重要度の高い施策です。メンタルヘルスマネジメントとは何なのか、なぜ企業が真剣に取り組まなければならないのかを解説します。

メンタルヘルスマネジメントとは

メンタルヘルスマネジメントは「心の健康管理」ともいわれており、企業による取り組みは社会的義務と見なされています。

職場でかかえる強い不安や悩み、ストレスは、心や体にダメージを与える要因です。ストレスが増大すると、心の不調による休職や離職も増加してしまいます。ストレスやその原因となる問題に対処するための取り組みがメンタルヘルスマネジメントです。

心の不調を精神論や「甘え」で片付けてしまうケースもありますが、これはメンタルヘルスに対する理解不足と言わざるを得ません。正しい知識に基づいた判断と対処で、心の不調を未然に防止し、活力ある職場づくりを目指すのがメンタルヘルスマネジメントの目的です。

メンタルヘルスマネジメントが必要なケース

メンタルが特に弱いというわけではなくても、職場のストレスで心がダメージを受けるということはあります。ストレスの原因として考えられるケースは以下のようなものです。

■パワハラやセクハラ
■上司の指示が分かりにくい
■自分の能力や経験値を超えた要求をされる
■会社の人間関係・仕事上の権限が制限されている
■自分のペースで仕事ができない

動悸や胃腸の不調、食欲不振や不眠など見える形でのダメージだけでなく、集中できない、イライラしている、だるいといった病気の一歩手前の症状として表れるケースも少なくありません。

メンタルヘルスマネジメントはなぜ重要?

厚生労働省の見解によると、仕事や職業生活に関して強い不安、悩み、またはストレスを感じている労働者は5割を超えます。仕事による強いストレスが原因で心身に不調をきたし、労災認定される件数も年々増加してきました。

「労働安全衛生法」が改正された結果、従業員が50人以上いる事業場では、毎年1回の「ストレスチェック」を全ての従業員に対して実施することが義務付けられています。

メンタルヘルスマネジメントの実施により適切なメンタルヘルスケア対策を行えれば、ストレスに起因した心疾患、脳疾患などを未然に防止し、休職や離職となる従業員の数を減らせるでしょう。仕事のパフォーマンスも上がり、企業の業績にもプラスとなります。

メンタルヘルスマネジメントの実施方法

メンタルヘルスマネジメントは、組織としてのサポート、管理監督者によるサポート、セルフケアが3本柱です。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験について知っておこう

メンタルヘルスマネジメントを効果的に実施するために、メンタルヘルス・マネジメント検定試験を活用する企業も多くあります。これは大阪商工会議所と施行商工会議所が主催する検定試験です。どのような内容の試験なのか、なぜ企業のメンタルヘルスマネジメントに有効なのかを解説します。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験とは

メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、職場内での役割に応じたメンタルヘルスの対処方法を身に付けるためのものです。ストレスによる心の不調を防ぎ、活力ある職場づくりを目指します。

一般社員であれば、自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づけるでしょう。セルフケアの方法や必要であれば助けを求めるための知識の習得を目指します。

管理監督者(管理職)であれば、部下が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則した対応を行わなければなりません。

人事労務管理スタッフや経営幹部の責任はさらに重いものです。人事戦略・経営方針を踏まえた上で、組織としてメンタルヘルスケア対策を立案・実施しなければなりません。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験の概要

メンタルヘルス・マネジメント検定試験には、「公開試験」(年2回、全国15都市の指定会場で一斉に実施)と「団体特別試験」(企業などが任意に試験の日時・場所を設定して実施)の2種類の受験方法があります。

【コース内容と料金】

(参考: 『メンタルヘルス・マネジメント検定試験』)

メンタルヘルス・マネジメント検定を受けるメリット

現代のストレス社会においては、メンタルヘルス分野の知識やスキルをもつ人材の需要が高まっています。メンタルヘルスの問題を放置しておくと、生産性が低下したり場合によっては企業の信用が問われる係争問題に発展したりと、重大なリスクを引き起こしかねません。

メンタルヘルス・マネジメント検定を利用してメンタルヘルスを学習することにより、効果的に管理監督者を教育できます。組織としてのメンタルヘルス対策もスムーズにできるようになるでしょう。

正しい知識があれば問題に適切に対応できるようになるため、部下から頼られる存在となり、会社での評価も上がります。また、自分自身のメンタルケアのやり方も分かるため、他の人には見えない小さな不調の段階でのセルフケアが可能です。ストレスが大きなダメージを引き起こす前に対処できれば、心や体の健康を損なうリスクを下げられます。

メンタルヘルスマネジメントには社外サービスの利用も

メンタルヘルスマネジメントには専門知識が必要です。従業員の健康維持に関わる産業医にもそれぞれ専門があり、メンタルヘルス領域の対応はできないというケースがあります。また職場で感じるストレスにはデリケートな部分があるため、社内では相談しにくいというケースも少なくありません。

効率的で安全なサポートを実現するためには、社内の産業保健スタッフと専門的な社外サービスを連携させていくことが必要です。以下のようなサービスを積極的に利用できるでしょう。

■従業員支援プログラム(EAP)
■都道府県産業保健推進センター
■地域産業保健センター
■健康相談サービスなど

メンタルヘルスはHELPOでサポート

ヘルスケアテクノロジーズが提供するHELPO(へルポ)は、スマートフォンから簡単に利用できるヘルスケアアプリです。メンタルヘルスマネジメントに欠かせない「セルフケア」をサポートするツールとして、さまざまな企業・自治体でご利用いただいています。その特徴をご紹介します。

手軽なチャットサービスでセルフケアを支援

HELPOは、チャットでいつでも相談できるヘルスケアアプリです。心身の状態を丁寧にヒアリングし、適切な⾏動をご案内します。チャットでいつでもどこでも気になったときに相談できるため、問題を後回しにすることがありません。

ストレスにより引き起こされるダメージが小さなうちは、本人にしか分からないことがほとんどです。「なんとなく調子が悪い」「病院を受診するほどのことではないかもしれないけれど……」といった小さなサインの段階でも、気軽にご相談いただけます。

突発的な体調不良の相談はもちろん、慢性的な疾患の改善法や健康面で気になることなど、幅広く相談できるのも魅力です。在宅勤務や現場勤務など、勤務形態に関わらず、すべての従業員の健康をサポートできます。健康経営を⽬指す企業にはぜひご利用いただきたいツールです。

医療の専⾨チームでサポートも万全

HELPOは、24時間365日いつでもご相談いただけます。担当するのは医師や看護師、薬剤師などでなる医療の専任チームです。診療が必要な場合には、適切な診療科をご案内、アプリで医療機関の検索も可能です。

市販薬を利用する場合には、HELPOモールから商品の配送もしています。専⽤の物流網を使っているため、対象エリアでは最短3時間でのお届けも可能です。なお、HELPOのサービスは、従業員本人だけでなく家族の相談にもご利用いただけます。

まとめ

メンタルをうまくコントロールして仕事のモチベーションや成果を上げるメンタルマネジメントや、ストレスが心身に与えるダメージを最小限に防ぐメンタルヘルスマネジメントは、企業が積極的に取り組むべき分野として注目されています。どちらも正しい知識のもと実施されなければなりません。

メンタルヘルスマネジメントでは、ストレスを抱える本人が早期に気付き対処する「セルフケア」が重要です。チャットで気軽に相談できるHELPOを使えば、ストレスのサインが小さなうちに対処できるため、心身へのダメージを最小限に抑えられます。


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