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健康経営とSDGsはどう関係するのか?企業にとってのメリット・事例も紹介
企業経営において健康経営が注目されていますが、一方でSDGsの達成も求められる時代となりました。健康経営とSDGsは密接に関係しています。健康経営とSDGsについて、また2つの関係について理解していれば、健康経営を推進させ、業績向上につなげることができるでしょう。
そこでこの記事では、健康経営やSDGsとは何か、健康経営とSDGsの関係、SDGsを意識するメリットなどについて詳しく解説します。また、健康経営のためにSDGsに取り組んでいる企業の事例も紹介しますので、参考にしてみてください。
健康経営とSDGsの関係とは

健康経営に取り組むと、企業の経営課題が連鎖的にいくつも解決に向かっていきます。その過程において、企業の持続的成長が促され、結果的にSDGsの目標達成にもつながっていきます。
一方で、企業経営においてSDGsを意識すると、ビジネス環境における持続可能性が追求されるため、従業員の心身の健康も重要視されるようになっていきます。その結果、健康経営が推進されることになります。
健康経営とSDGsの間には、相互にプラスの方向に働きかける関係性があると言えるでしょう。SDGsを意識しつつ健康経営を進めていくことにより、企業の業績向上につながることが期待できます。
健康経営とは

近年、注目されるようになってきた健康経営とは、どのようなものなのでしょうか。また、企業はなぜ、健康経営に取り組むことが求められているのでしょうか。
健康経営とは何か、健康経営が注目されている3つの社会背景について解説します。
健康経営とは何か
健康経営とは、従業員の健康管理を経営の視点から考え、従業員への健康の投資を戦略的に実践することです。従業員の健康に配慮すると、従業員がいきいきと働くことができ、結果的に生産性や業績のアップ、企業イメージの向上につながるという考え方です。
具体的には、健康診断の受診率向上、運動や食事に対する補助、ワークライフバランスの推進、健康セミナーの開催、メンタルヘルス相談窓口の設置などが実践する内容です。
健康経営が注目されている社会背景
健康経営が注目されている社会背景としては、第1に、労働人口の減少があります。日本では労働人口が減ってきているため、国民の健康状況の改善による生涯現役社会の構築と、従業員の健康維持による生産性の向上が必要とされています。
第2に、医療費の増加です。高齢化社会の進展とともに、拡大し続けている国民の医療費を抑制するために、健康経営が有効であると考えられるようになりました。
第3に、SDGsがあります。世界中で取り組むべき目標とされたSDGsについて、企業による健康経営への取り組みが、目標達成につながることがわかってきたのです。
SDGsの目標と健康経営

SDGsの目標達成が求められる時代となりましたが、企業による健康経営はどのように関わることができるのでしょうか。
そもそもSDGsとは何かを説明した上で、健康経営にも関連する目標3、5、8の具体的な内容と健康経営に何ができるのかについて解説します。
SDGsとは何か
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のことです。国際的な開発目標であり、「誰一人取り残さない」社会の実現に向けて全ての国に対応が求められ、2030年までに達成すべきものとされています。
17の目標が盛り込まれており、この中で健康経営に深く関わるのが、目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」、目標8「働きがいも経済成長も」です。
SDGsの目標3と健康経営
SDGsの目標3は「すべての人に健康と福祉を」です。あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保して、福祉を促進するという目標のもとに、死亡率の改善、感染症対策、道路交通事故対策などの13のターゲットが定められています。
企業が健康経営を推進することで、目標3の達成につながる取り組みとしては、保健指導、感染症予防対策、メンタルヘルス対策、健康セミナーの開催、喫煙対策などが考えられます。
SDGsの目標5と健康経営
SDGsの目標5は「ジェンダー平等を実現しよう」です。性別に関わらず平等に機会が与えられ、全ての女性・女の子が能力を最大限に発揮できる社会を作るという目標のもとに、差別対策、女性への暴力対策、政治・経済などへの女性参画などの9のターゲットが定められています。
企業が健康経営を推進することで、目標5の達成につながる取り組みとしては、女性の活躍をサポートするためのワークライフバランスの推進などが考えられます。
SDGsの目標8と健康経営
SDGsの目標8は「働きがいも経済成長も」です。人間らしい働き方で安定した生活が送れるようにすることと、環境を守りながら経済を発展させるという目標のもとに、経済成長、経済成長と環境悪化の分断、同一労働同一賃金、児童労働対策などの12のターゲットが定められています。
企業が健康経営を推進することで、目標8の達成につながる取り組みとしてはワークライフバランスの推進、過重労働対策などが考えられます。
健康経営のためにSDGsを意識するメリット

健康経営を推進しようとするときに、SDGsを意識するメリットは、どのような点にあるのでしょうか。
企業のメリットとして、
- 離職リスクの低下
- 生産性の向上
- 企業のイメージ向上
の3点について解説します。
離職リスクの低下
企業がSDGsを意識して健康経営を行うと、健康な従業員が増え、体調不良を理由とする退職者を減らすことにつながります。また、健康な人材も働きやすい職場環境となるので定着率が高まり、離職リスクの低下が見込まれます。
労働力不足を防げるだけではなく、新たな人材を採用する必要が減るので、採用コストや人材教育コストも減らせるようになるでしょう。
生産性の向上
健康経営を推進していくと、働きやすい職場環境が作られます。のびのびとした環境の中で、心身ともに健康な従業員が、高いモチベーションを持って仕事に集中できるようになるでしょう。
その結果として、プレゼンティーズムがなくなり、楽しんで前向きに働けるので生産性の向上が期待できます。また、休職者や病欠者も少なくなるため、一人あたりの仕事量が増えることもなく、ますます働きやすい環境になります。
企業のイメージ向上
健康経営を推進しており、健康で元気に働く従業員が多いと、従業員のことを大切に考えている優良企業であると認識され、社外からのイメージも良いものになります。採用時の大きなアピールポイントとなり、優秀な人材が集まりやすくなるでしょう。
健康経営のためにSDGsに取り組んだ事例

健康経営のためにSDGsに取り組んでいる企業は、具体的には、どのようなことを行っているのでしょうか。
SDGsの目標3、目標5、目標8それぞれについて、企業の取り組み事例を紹介します。各事例において、SDGsの目標達成につながっていることと、企業にもメリットが発生していることがよくわかるでしょう。
東京海上ホールディングス
東京海上ホールディングスは、労働力人口が減少する社会背景を踏まえて、持続的な成長のためには「従業員が心身共に健康で働けることが重要」との理念のもとで、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」に取り組んでいます。
具体的には、健康経営優良法人に認定された法人に保険のインセンティブを導入するなど、社内だけではなく他社の健康経営支援も行っています。また、一定歩数以上歩いた保険加入者に対して還付金を提供するなど、顧客の健康増進・生活習慣改善を促す取組にも力を入れています。
株式会社ヤクルト本社
株式会社ヤクルト本社は、ヤクルトレディの雇用促進などを通じて、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」に取り組んでいます。
ヤクルトレディ健康ダイヤル、介護相談サービス、FP相談窓口の設置など、ヤクルトレディが働きやすい環境を整備して、女性が活躍する社会の実現に貢献しています。その結果、いきいきと働く人材が集まり、企業にとってもメリットが発生しているのです。
日本郵政株式会社
日本郵政株式会社は、人材育成と働き方改革を通じて、SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」に取り組み、働きがいのある職場づくりを行っています。
具体的には、キャリアパスに応じた研修、女性管理者比率の増加、障害者雇用率の増加、テレワーク・サテライトオフィスなどの環境整備によるワークライフバランスの推進などを進めています。
健康経営やSDGsに取り組むなら「HELPO」がおすすめ
健康経営に取り組むことで、SDGsの目標達成にもつながります。同時に、従業員の健康維持による生産性の向上により、企業の経営課題が連鎖的にいくつも解決に向かっていくでしょう。人材不足が解消し、医療費・保険料費が抑制されるなど、企業内外のさまざまな面で社会が活性化されます。
健康経営やSDGsに取り組むなら、ヘルスケアアプリ「HELPO」がおすすめです。体調不良や健康について気になることなどを、医師・看護師・薬剤師の医療専門チームに気軽に健康医療相談ができます。24時間365日体制で受け付けていますので、時間や心にゆとりを持てるでしょう。
しかも、オンラインでチャット形式のアドバイスをもらうことができるので、ペーパーレスです。相談そのものはアプリで完結となるので、制度導入によって他の資源を消費してしまうようなことはありませんので、SDGsを目指している取り組みの一因ともなりえます。
まとめ

健康経営の取り組みは、SDGsの目標達成にもつながります。また、SDGsを意識すると健康経営が推進されます。SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」、SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」の目標を達成させつつ、企業の経営課題を解決させ、経営発展に結びつけていきましょう。
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