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妊活の基本!自己タイミング法と病院で受けるサポートの違い
妊娠を目指す過程で、多くのカップルがまず取り組む「タイミング法」。しかし、いつ、どのようにタイミングを取ればいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。この記事では、自己タイミング法の基本や医療機関でのサポートがもたらすメリットについて解説していきます。
※本ページの記事は、妊娠・出産・子育てに関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。
タイミング法ってなに?
タイミング法とは生理周期をもとに妊娠しやすいタイミングに合わせて性交を行う方法です。不妊治療の中で最も自然に近い状態での方法となります。
妊活を始めるなかで初めに取り組むことも多いのではないでしょうか。
タイミング法は2種類あります。1つ目は基礎体温や市販の排卵予測検査薬をもとに排卵日を予測して行う自己タイミング法です。この方法は医療機関に通う必要がないため、通院にかかる負担が無いことや婦人体温計(約2,000~5,000円)と市販の排卵予測検査薬(約2,000~3,000円)の購入のみという低コストで済むメリットがあります。しかし、排卵日を正確に予測することは難しいというデメリットがあります。
2つ目は医療機関で行うタイミング法です。この方法は経腟超音波検査などの検査を行い、指導のもと性交のタイミングを図る方法です。検査データ等をもとにより正確な排卵日を予測することが出来るため妊娠の可能性が高くなるというメリットがあります。しかし2~6回の通院やそれに伴う受診費用(1回の受診での自己負担額は約3,000~5,000円)がかかることや、排卵誘発剤などの薬を使用した場合は吐き気等の副作用の可能性があるというデメリットがあります。
タイミング法って実際にどうやってするの?
タイミング法を行う上で生理周期について知ることがポイントになります。正常な生理周期は一般的に25~38日の周期で起こり、排卵は次の生理が始まるおよそ14日前に起こります。排卵すると基礎体温が0.3~0.5℃上昇するため排卵を予測するうえで基礎体温の確認は重要となります。
妊娠するためには卵子と精子が出会うことが必要です。排卵した卵子の寿命は約24時間で、対照的に精子は女性の体内で最大72時間生存するとされています。そのため、排卵日の2日前から前日にかけて最も妊娠しやすいと考えられています。これらをふまえ、排卵の4日前あたりから1~2日おきに性交します。
自己タイミング法の場合には、基礎体温や市販の排卵予測検査薬を使用し予測される排卵日の4日前から排卵日にかけ1~2日おきに性交します。
医療機関でのタイミング法の場合、検査結果をふまえ指示された日に性交を行います。
この方法を6ヶ月~1年程度試しても妊娠しなかった場合には次のステップ(人工授精等)に進むことが検討されます。
また、女性が35歳以上の場合は妊娠率が低下する報告があるため早めに次のステップ(人工授精等)へ進むこともあります。
パートナーや主治医と相談し、今後の治療計画について決めていくことが大切です。
さいごに
このコラムを通じて、妊活における自己タイミング法と医療機関でのサポートがもたらすメリットを理解していただけたでしょうか。
妊活で分からない事やもっと詳しく知りたいことなどありましたらお気軽にHELPOにご相談ください。
参考文献
日本産婦人科学会:9.タイミング – 日本産婦人科医会 (jaog.or.jp)
日本生殖医学学会:一般社団法人日本生殖医学会|一般のみなさまへ – 生殖医療Q&A(旧 不妊症Q&A):Q8.不妊症の治療にはどんな方法があり、どのように行うのですか? (jsrm.or.jp)
東大病院:seishokuiryo_gl_6-q9.pdf (gynecology-htu.jp)
厚生労働省:FuninP01 (mhlw.go.jp)
クレジット
著作/ヘルスケアテクノロジーズ株式会社
文/看護師 國定愛莉