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男性にこそ知って欲しい!ウィメンズヘルスは思いやりから

フェムテックやフェムケアという言葉が登場し、女性の健康への関心が高まってきました。ヘルスケアテクノロジーズでは健康経営の一環で、運動や食事など、社内向けのセミナーやイベントの開催を行なっております。3月は「国際女性デー」にちなんで、ウィメンズヘルスをテーマに「男性が学ぶ!女性の健康セミナー」と「Cookingイベント」を実施。企画から当日の運営までを担当した松尾さんと濱野さんに、施策の狙いや取り組み内容について語ってもらいました。

松尾祐吾(左)/濱野菜緒(右)

左:松尾 祐吾/Matsuo Yugo ヘルスケアコンサルティング部 部長 看護師
病院にて小児科と救急外来を担当。その後主任看護師として勤務しながら、看護学校の非常勤講師や市民向けの公開講座を開催。2020年1月ヘルスケアテクノロジーズ株式会社に入社。健康相談や特定保健指導対応の統括に従事。

右:濱野 菜緒/Hamano Nao ヘルスケアコンサルティング部 管理栄養士
病院にて栄養指導や入院患者への低栄養予防のための食事介入を担当。その後ヘルスケア企業にてダイエットや健康習慣づくりのサポート。2022年11月ヘルスケアテクノロジーズ株式会社に入社。特定保健指導における生活習慣改善のサポートに従事。

生産性向上のためにも

−− 「男性が学ぶ!女性の健康セミナー」と「Cookingイベント」とは、それぞれどのような内容でしたか?                               

松尾:
私は「男性が学ぶ!女性の健康セミナー」を担当しました。説明者も参加者も男性のみとし、女性ホルモンの変動によって生じる身体的、精神的なさまざまな症状(以下PMS)についての説明や生理に関する社内アンケートの共有、女性の同僚や部下との接し方についてディスカッションしました。

濱野:                                       
私が担当した「Cookingイベント」では、女性のホルモンバランスの乱れの要因や、整えるために必要な栄養素の紹介、実際にどういった食材からどのように摂ったらいいのかといった内容で、レシピの紹介と実演、試食を行いました。ちなみに私のパートは女性も男性も参加していただいています。

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−− 男性による男性向けの女性の健康に関するセミナーとは面白いですね!実施に至った背景はありますか?

松尾:
女性の部下が多いため、彼女たちが安心して働き、パフォーマンスを発揮できる職場を作っていきたいという想いがあります。イライラや眠気、だるさ、腹痛などPMSを発症している状態では、明らかに業務の生産性は低下しますし、本人は安心して働けませんよね。

体調を気にして代理で業務遂行してくれる人をアサインするなど、思いやりを持って接することで、生産性も上がりますし、いい職場風土の醸成にもつながりますよね。

参加者についても、お互いに思っていることを率直に話せる場にしたくて、男性のみにしました。参加者を男性と女性の混合にしてしまうと、お互いに質問したいことも遠慮してしまう可能性があるし、女性も男性がいる中で、生理の話は抵抗感がある人もいるので、あえて私のセミナーパートでは男性のみとしました。

−− 「Cookingイベント」の背景や目的について教えてください。

濱野:
食事は、運動や睡眠、ストレスなど影響する範囲が広く、他の施策と連携することが多いです。今回は女性の健康に栄養面から携わらせていただきました。

目的としては、女性のホルモンバランスを整える食事の中でも特に「手軽に」作れるレシピを中心にお伝えすることを意識しました。加えて、「健康にはこれがいいという食品を耳にするけれど、日々の料理の中でどのように取り入れたらいいのかわからない」という声を受け、手軽に取り入れる方法を伝えたかったというのがあります。

あとは、こうした取り組みを通じて、男性女性問わず自身の食習慣を振り返るきっかけにしてもらいたいと考えていました。食習慣が身体と結びついていることを改めて考えていただき、行動変容につなげていくことが本質的には大事だと感じています。

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−− 行動変容につなげるのは大事ですね!実演で作ったのはどんなレシピですか?

濱野:
豆乳のオートミールリゾットを作りました。健康に良いとよく耳にする「豆乳」と「オートミール」ですが、豆乳に多く含まれるイソフラボンは女性ホルモンと似た働きがあることがわかっており、ホルモンの変動による不調をサポートしてくれます。オートミールも「おいしくない」「ぼそぼそする」など敬遠されがちですが、調理次第でおいしくなるという点を伝えたかったですね。

日々忙しい中で手軽に取り入れていただくために、まな板や包丁、コンロなどは使用せず、ハサミと電子レンジだけで調理しました。参加者の反応として、「オートミールのイメージが変わった!」というコメントが多かったので、食材へのイメージを変える良い機会にできたと思います。

学校給食と同じように、食材を教材とすることで、新しい発見を与え、関心を高めることに繋がり、食事や栄養について考えてもらうきっかけにできたのではないかと思います。

「興味がない」ではなく、「機会がない」

−− 男性向けセミナーで反響のあったコンテンツはありますか?

松尾:
事前に社内の女性従業員を対象に、月経時における生産性やつらい時の対処法、生理休暇の利用についてアンケートを実施し、セミナー資料として公開しました。

普段一緒に働いている女性社員が、どのような状態で、どのような思いをしているのか知ってもらえたため、実際の声を聞けて良かったなどの反応がありました。あとは生理を疑似的に男性にも体験してもらうために、月経時の1日の出血量(30ml)のジェルを肌に当てもらいました。

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−− その他参加者からさまざまな反応があったかと思いますが、今回の施策を通して感じたことなどあればお願いします。

松尾:
健康経営を推進している成果なのか、生理期間中のケアを考えてくれている男性社員は多いなと感じました。男性社員とのディスカッションを通じて、興味がないということではなく、機会がないのだと気付かされました。                   

濱野:
Cookingイベントを通じて、食事について疑問を抱えている人が多いのだと感じました。体調や病気のことについては、病院やHELPOの相談利用で解消できることが多いですが、食事については情報があふれているので、正しい知識を得たり自分に合った食事を知ったりする機会が少ないように感じます。今後もイベント等で相談できる機会を設けていきたいなと思います。

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−− 今回の取り組みを踏まえて、何か検討していることはありますか?

松尾:
情報発信と環境整備の観点でそれぞれ検討しています。

情報発信では、社内のポータルサイトで定期的に女性の健康に関する記事の発信を行いますし、動画コンテンツも配信予定です。外部講師を呼んで食に特化させたセミナーも検討しています。

環境整備では、健康経営プロジェクトのチームや人事と連携して、女性専用の健康相談窓口や女性専用の休憩スペースの設置、生理休暇の活用推進に向けた制度の改定や名称変更などによる社内周知を検討しています。

こうした施策が健康経営と、その先の生産性向上につながっていくと思うので、継続的に取り組んでいきたいと思います。