エンゲージメントスコアとは?高める方法やメリット・測定方法を解説

従業員と企業の信頼関係を数値化した「エンゲージメントスコア」を高めることは、企業の安定的な経営にとって重要視されるようになってきました。

エンゲージメントスコアについて理解しておかなければ、そのメリットを享受することはできないでしょう。そこでこの記事では、エンゲージメントスコアとは何かを説明した上で、高める方法やメリット、測定方法などについて解説します。

エンゲージメントスコアとは

「給与」のイメージ_笑顔で給与封筒を持っている女性

そもそもエンゲージメントスコアとは、どのようなものなのでしょうか。何のために従業員と企業の信頼関係を数値化するのでしょうか。

エンゲージメントスコアの定義を押さえ、よく似た言葉である従業員満足度との違いを理解しておきましょう。

エンゲージメントスコアとは何か

エンゲージメントとは、「従業員の企業への愛着心・思い入れ」や「従業員と企業との一体感・信頼関係」のことなので、目に見えません。そこで、従業員のエンゲージメントを数値化して見える化するのがエンゲージメントスコアなのです。

海外の先進企業で導入されてきた手法ですが、日本にも取り入れられるようになってきました。従業員の状態や企業の課題とその変化も把握できるので、早期に対応策を講じることが可能になります。

エンゲージメントスコアと従業員満足度の違い

従業員満足度とは、従業員が自分の所属している職場や企業に対して、どれくらい満足しているのかを示す指標のことです。給料、福利厚生、仕事内容などに対する指標であり、企業から従業員への一方的な関係であるため、従業員が待遇に不満を感じると関係が崩れる可能性があります。

一方、エンゲージメントスコアは従業員と企業との信頼関係を示すものであり、一度構築された関係は簡単に壊れることはありません。

エンゲージメントスコアが重視される背景

「面接」のイメージ_4人の面接官と女性

雇用環境をめぐる時代の変化に応じて、エンゲージメントスコアが重視されるようになってきました。労働力人口の減少、企業の課題の明確化、生産性や業績への反映という社会背景について解説します。

労働力人口の減少

少子高齢化の進展により労働力人口が減少しています。人材不足が慢性化する中では、採用した従業員を定着させる必要性が高まっています。

また、求職者も、終身雇用よりも転職を厭わないキャリアアップ志向の人が増えています。そのため積極的に離職防止対策を講じなければ、定着率は高まらないでしょう。

そのため、組織の課題を明らかにするエンゲージメントスコアに注目が集まっているのです。

企業の課題の明確化

企業の抱える課題は、多様な働き方が一般化するにつれて日々変化しています。そこで、企業の課題を明確化するための手法として、エンゲージメントスコアが採用されています。課題を明らかにした後に優先づけを行い、対策を講じることができます。

定期的にエンゲージメントスコアをチェックしていれば、変化に気づき、迅速にフォローすることができるでしょう。その結果、企業は従業員との信頼関係を構築できます。

生産性や業績への反映

エンゲージメントスコアを把握して、向上させるための対策を講じていれば、生産性が向上し業績もアップするという調査結果があります。

従業員が企業や自社商品に対する愛着を持つようになるため、積極的、自発的に業務に取り組み、自ら改善策を考えるようになります。企業に貢献したいという意欲が高まることは、生産性や業績への反映となって現れます。

エンゲージメントスコアを高めるメリット

「希望」のイメージ_笑顔で前を向く5名の社員

エンゲージメントスコアが高まると、企業と従業員の間に信頼関係が築かれることになります。その結果、企業活動においてさまざまな局面に影響を与えます。

エンゲージメントスコアを高めることによって発生する、3つのメリットについて解説します。

生産性の向上

エンゲージメントスコアを高めると、従業員は企業への愛着心を強め、企業ビジョンへの理解を深めます。さらに、企業を信頼して自発的、積極的に業務に取り組むようになるので、結果として企業の労働生産性の向上や業績アップにつながります。

エンゲージメントスコア向上に向けた投資は、長期的に見ると持続的な成長を促し、企業の経営を安定させるのです。

離職率の低下

エンゲージメントスコアが低い部署に注目すると、企業の持つ課題が明らかになります。課題に対して適切な対策を講じることによって、離職率を高める要素を消していくことができるでしょう。

エンゲージメントスコアを向上させると、従業員の仕事へのモチベーションが上がり、離職率は低くなります。人材不足が深刻な社会問題となりつつある中で、人材を定着させることは重要度を増してきています。

従業員のモチベーションの向上

エンゲージメントスコアの高い企業においては、従業員が自社の商品やサービスを信頼し、愛着を持っています。そのため、やりがいを持って前向きに仕事に取り組み、積極的に顧客対応も行います。結果として顧客満足度も向上するでしょう。

エンゲージメントスコアを高めると、従業員のモチベーションの向上につながるだけではなく、より良い商品やサービスを提供でき、商品価値も向上させるという好循環が生まれます。

エンゲージメントスコアを高める方法

「検討」のイメージ_真剣な表情で前を向く男性管理職

エンゲージメントスコアを高めるためには、具体的にどのようなことをすればいいのでしょうか。5つの方法を紹介しますが、それぞれ関わりのあることなので、どれか1つだけを実施すればいいというわけではないことに注意しましょう。

エンゲージメントスコアを高める要素を理解する

まずは、エンゲージメントスコアの評価項目について理解しなければなりません。エンゲージメントスコアを高める要素を認識し、実際の行動に結びつけていく対策を講じましょう。

具体的には、企業ビジョンへの共感、働きがいの創出、働きやすい職場環境、従業員の成長支援、個人の尊重などが該当します。これらの要素ごとに施策を結びつけていけば、効率よくエンゲージメントスコアを高めることができるでしょう。

管理職のマネジメント力を上げる

エンゲージメントスコアを高めるには、管理職のマネジメント力が大きな影響を及ぼします。管理職の役割は、企業ビジョンを部下に伝えることや、部下との円滑なコミュニケーションによるモチベーションの向上など多岐にわたります。

その際に、管理職がエンゲージメントスコアを向上させることを意識して、部下とのミーティングを行うなどのマネジメントを積極的に行っていなければなりません。管理職のマネジメント力は、部下を介して企業全体のエンゲージメントスコアを左右します。

インナーコミュニケーションの活性化

インナーコミュニケーションの活性化が必要です。インナーコミュニケーションとは、全ての従業員が企業ビジョンを共有できるように、社内に向けて積極的にメッセージを発信し、コミュニケーションを図ることです。企業と従業員の考えが乖離することを防ぎ、一体でいられるように、企業の目標と従業員に求めていることを適切に伝えて理解してもらいましょう。

また、企業から一方的に発信するだけではなく、従業員からの発信を受け取れる社内報を作る、企業への意見を受け付ける部署を設けるなどの仕組み作りも大切です。

インナーブランディング

インナーブランディングを行うことも重要です。インナーブランディングとは、従業員に自社の企業理念や方向性を伝え、価値観を共有するための活動です。最終的には、自社の商品やサービスに共感を得て好きになってもらうことを目指しています。

具体的な活動としては、自社ブランドを紹介する動画などを作成したり、従業員向けSNSを活用して情報発信したり、自社サービスを割引料金や無料で利用できる福利厚生メニューを提供したりするなどが考えられます。

定期的なエンゲージメントスコアの測定

エンゲージメントスコアの測定は単発で行うのではなく、定期的に行うことがエンゲージメントスコアを高めるためには有効です。

測定によって明らかになった問題点に対して、改善策を施します。さらに次回のエンゲージメントスコアの測定によって、その効果を検証します。この作業を繰り返し、PDCAサイクルを回していくことによって、エンゲージメントスコアは向上していくでしょう。

また定期的に測定することによって、従業員の変化の兆しを早期に把握し、対策を講じることもできます。

エンゲージメントスコアの測定方法

「スコア」のイメージ_さまざまなグラフ

エンゲージメントスコアの測定はどのように行うのでしょうか。代表的な測定方法として、エンゲージメントサーベイとパルスサーベイがあり、目的や状況に合わせて使い分けることが重要です。それぞれの測定方法の内容と特徴について解説します。

エンゲージメントサーベイ

エンゲージメントサーベイは、従業員にアンケートを定期的に実施する方法です。実施頻度は1年~半年に1回程度として、継続的に行うのが一般的です。

特徴は、エンゲージメントスコアを高める要素を包括的に問うということです。従業員の仕事に対するモチベーション、心理的な充実度や満足度について、5段階で回答してもらうことにより、エンゲージメントスコアを細かくチェックすることができます。

パルスサーベイ

パルスサーベイは、エンゲージメントサーベイよりも簡単に、5分程度で実施できるものです。毎日、週に1回、月に1回などと高い頻度で行われます。ITツールを活用して、簡単に実施と分析が行えるシステムもあります。

従業員の現在の心理状況、新入社員が入社時などの限定された環境における満足度などを問うアンケートによる測定方法です。

ヘルスケアを通じてエンゲージメントスコアを高める「HELPO」

エンゲージメントスコアを高めると、企業の経営にとって、生産性の向上、離職率の低下、従業員のモチベーションの向上などのさまざまなメリットが発生します。定期的に測定して、管理職のマネジメント力を上げるなどの対策を講じて、エンゲージメントスコアを高めましょう。

従業員の健康を増進させ、エンゲージメントスコアの向上に貢献できるのが、ヘルスケアアプリ「HELPO」です。体調不良や健康について気になること、生活習慣の悩みなどについて、医師・看護師・薬剤師の医療専門チームに気軽に健康医療相談ができます。24時間365日体制で受け付けており、チャット形式でアドバイスをもらうことができるので安心です。

心身が健康であることは、従業員と企業が一丸となって元気に働くための基盤です。「HELPO」を活用して、従業員のエンゲージメントスコアを高めましょう。

まとめ

「解決策」のイメージ_笑顔でこちらを見ている男性

企業が安定的に経営していくためには、エンゲージメントスコアを高めて生産性を向上させ、従業員の定着を図ることが欠かせません。スコアを高める要素を理解した上で、適切な対策を講じましょう。

ヘルスケアアプリ「HELPO」を通じて、従業員の健康管理とエンゲージメントスコアの向上をサポートいたします。福利厚生として従業員の健康対策を充実させたい、ヘルスケアサポートに興味を持っている、企業様からのお問い合わせをお待ちしております。

「サービス紹介をみる」バナー
「アプリを利用する」バナー
「問い合わせする」バナー