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ラインによるケアとは?目的や役割、ポイントなどをご紹介
従業員のメンタルヘルス対策に取り組む企業は増え続けています。もともと日本では、労働安全衛生法などが制定されており、企業は労働災害を発生させないように努めなければなりません。
従業員の健康をサポートするのは、企業として社会的責任だといえます。従業員のメンタルヘルス対策は、組織の健全性を高めるためにも必要不可欠です。メンタルヘルス不調が悪化し、うつ病などになってしまった結果、休職や退職などに追い込まれてしまう労働者の方もいます。そうした方々が企業から出てしまうと、新たな採用コストや教育コストも必要になってきます。さらに場合によっては、訴訟などにまで発展する可能性もあるでしょう。訴訟が起きてしまっては、企業としてのイメージも悪化してしまうことになり、企業・労働者双方が損をすることになってしまいます。
そうした事態を未然に防ぐためにも、企業としてメンタルヘルス対策にきちんと取り組んでいかなければなりません。そのための1つの方法である、ラインによるケアについて本記事でご説明します。
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目次
ラインによるケアとは?役割・目的は?

企業が従業員に対して実施できるメンタルヘルスケアにはさまざまな方法があります。中でも重要とされる、ラインによるケアとはどのような方法なのでしょうか。
ラインによるケアとは、職場の管理監督者が主体的な役割を果たしていく、事業所内で実施するメンタルヘルスケアのことです。管理監督者や同僚が、普段から職場において同僚や部下のメンタル状況を把握しておいたり、サポートしたりすることで、従業員のメンタルヘルスを健康に保ちます。目的は労働事故を防ぎ、健康的で快適な職場を作ることです。
ラインによるケアの対義語として、セルフケアという言葉もあります。セルフケアとは自らでメンタルヘルスをケアすることです。
ラインケアの必要性とは?
ラインによるケアの必要性について、なぜ必要なのかあらためて理解することで、より職場での環境改善に取り組むことができるでしょう。そこで以下、ラインによるケアの必要性についてご説明します。
休職・離職を防ぐ
昨今、メンタルヘルスを病んでしまうことによって休職や離職につながってしまうケースが非常に多く、社会問題としても認知され始めてきています。
内閣府の調査によると、年収約600万円の男性社員1人が6ヶ月休職した場合に企業が支払うコストは、周囲の社員の残業代増加なども含めると、合計で422万円にものぼるとされています。経済的損失は、これだけ大きなものになってきているのです。
(出典:企業が仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に取り組むメリット(内閣府))
また、休職や離職が多い職場は、悪い噂が出回ってしまうことにもなるかもしれません。そのようになってしまった場合、採用もしにくくなってしまいます。
うつ病などの労働災害を防ぐ
そもそも、職場において従業員のメンタルヘルス対策をすることは、労働安全衛生法などの観点から、必須なことでもあります。労働安全衛生法などでは、労働災害を防ぐよう努めることが企業に求められているためです。
最近では、メンタルヘルスを病んでしまい、うつ病などの労働災害になるケースも増えてきています。厚生労働省が公表した「過労死等防止対策白書」によると、業務による心理的な負荷がかかったことでうつ病などの精神障害を発病した労災申請件数は年々増加しており、2021年度は前年度比295件増の2,346件でした。
労災認定されると、民事訴訟されたり、損害賠償に発展したりするケースもあります。そのようなリスクを防ぐためにも、ラインによるケアは必要になるのです。
モチベーション・生産性アップ
ラインによるケアによって職場の人間関係が良好であれば、職場のモチベーション・生産性もアップしていくでしょう。逆に、メンタルヘルスが悪い従業員が多ければ、社内の人間関係が悪かったり、職場の労働環境に問題があったりするかもしれません。ラインによるケアができている場合、従業員が健康な環境でのびのびと働けるようになります。そうすれば、そうでない状態よりもモチベーション・生産性がアップすることになるでしょう。
モチベーション・生産性がアップすれば、企業の業績も良くなることが期待されます。その結果として、社内の空気もさらに良くなっていく好循環が生まれていくはずです。
ラインによるケアにおける管理監督者の役割とは?

ラインによるケアにおいて、管理監督者である上司の役割は非常に重要です。
管理監督者には部下である従業員の健康を配慮する役割も求められています。そのために部下の健康状態を把握しておかなければなりません。それがラインによるケアの第一歩になります。
日頃から管理監督者が部下の様子を見ておくために、適切なタイミングで話しかけたり、必要であれば部下とじっくり話す機会を設けたりするといったケアが必要になります。
ラインによるケアにおける同僚の役割とは?
同僚は管理監督者ではないため、同僚のことを管理する役割が求められるわけではありませんが、普段から同僚の様子を見ておくことは重要です。そうすれば、上司だけでは察知することができない現場の事情や細かな変化にも気付けるでしょう。
そのため、職務遂行において必要になる最低限の事項だけではなく、普段から日常生活のことなども含め、さまざまな話題でコミュニケーションを取っておく必要があります。
ラインによるケアにおけるポイントとは?
ラインによるケアを行う際にポイントとなることについて、以下でお伝えします。
異常に早く気づく
普段から部下や同僚の様子を見ておき、異常があれば早く気づけるようにしておく必要があります。
そのために、普段から多くの従業員について遠くから見るだけではなく、普段から声かけをしておく必要があります。また、声かけをするだけではなく、たまにはじっくりと会話をする機会も設け、他愛のないことについても話しておきましょう。
傾聴する
ラインによるケアにおいては、普段から上司が部下の異常に気づくために、話をする機会を設けることが重要です。そこで話をする際の話し方もポイントになってきます。
上司から部下に命令するような形ではなく、部下の話を傾聴する機会を設けましょう。そうすることで、部下のことを知ることができますし、異常があった時に早く気づけるようになります。
従業員のメンタルヘルスケアに「HELPO」
ラインによるケアを適切に実施していくことで、社内におけるメンタルヘルス不調者を減らすことができるでしょう。とはいえ、従業員が社内の人間に話したくないようなことを相談しやすい環境を作っておくことも重要です。
そこでおすすめしたいのが、ヘルスケアアプリの「HELPO(ヘルポ)です。スマホアプリになっていて、チャットを通じて医師や看護師、薬剤師などの医療専門チームに24時間365日相談できます。簡単に相談できる上、社内の人間ではないので、社内では話せないような悩みについても気軽に相談できるでしょう。「HELPO」を利用することで、従業員が自らをケア(セルフケア)することが可能になります。
ぜひご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
ラインによるケアは重要なメンタルヘルス対策

以上、ラインによるケアの重要性や、ラインによるケアの方法などについてまとめてご説明しました。
企業において、従業員のメンタルヘルスケアをすることは、労働災害防止の観点や、休職・離職を防ぐためにも必要です。また、ひいてはそれが、従業員のモチベーションを引き出し、企業としての生産性を向上させることにもつながります。
ラインによるケアとは、職場における上司や同僚が、同じ職場の従業員を普段から気にかけ、コミュニケーションを取っておくことでメンタルヘルス不調を防ぐ、というものです。普段からコミュニケーションを取っておけば、メンタルに異常が出た従業員に素早く気づくことも可能になります。
従業員自身でメンタルヘルスケアができるよう、ヘルスケアアプリ「HELPO」の導入もおすすめです。こちらもぜひ、検討してみてください。
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