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人前では明るいのにうつ病?通称「笑顔うつ病」の症状・対策は?
うつ病でも笑顔で明るく接する人もおり、周りの人にうつ病だと気付かれないことがあります。このような状態を「笑顔うつ病」とも言います。一緒に働く従業員や部下の中には、気付かないうちにうつ病などのメンタルヘルス不調に陥っている人もいるかもしれません。
そのような事態を避けるためにも「人前で明るいうつ病の場合でも気付く方法が知りたい」「うつ病の対策方法が知りたい」と考える方もいるでしょう。そこで本記事では、人前で明るくふるまう「笑顔うつ病」の人がとる行動や企業のメンタルヘルスケアの実例を紹介します。
目次
人前では明るいけど実はうつ病。「笑顔うつ病」の症状とは?

うつ病の人の中には、笑顔で明るくふるまう人もおり、見た目ではうつ病だとわかりにくい、気付かれにくい人もいます。不安な気持ちを出さないようにしているため、周囲に気付いてもらえません。中にはうつ病の自覚がない人もいます。
このように、うつ病でも笑顔で過ごしている人もおり「笑顔うつ病」と呼ばれることもあります。
人前では明るいため普通と感じられることも。うつ病の人がとる行動

人前では明るいため元気だと感じられることもある「笑顔うつ病」ですが、うつ病の人がとる行動には以下の4つが挙げられます。
- 眠そう・気だるそうにしている
- 食欲不振・急激な体重低下
- デスク周りが散らかっている
- 些細なミス、遅刻などが増える
それぞれの詳細を解説します。
眠そう・気だるそうにしている
うつ病になると睡眠障害を発症するケースが多い傾向にあります。睡眠障害は夜、眠りが浅くなるだけでなく、過眠の症状が出ることもあります。目の下に濃いクマが見られたり、眠そう・だるそうにしていたりする場合は睡眠に問題がある可能性が考えられます。
また、普段とは違って動きに覇気がない、元気がないと感じる場合は要注意です。
食欲不振・急激な体重低下
食欲がなくなることも、うつ症状の一つです。ダイエットではないのに食事の時に食べる量が減った、ランチや飲み会に参加しなくなったなどの場合には注意が必要です。職場で元気に食事をしていた人があまり食べなくなると、体重が激変することもあるため、体型の変化もうつ病に気付けるポイントになります。また、うつ病の人の中には過食してしまう人(過食性障害)もいます。
デスク周りが散らかっている
うつ病になると、デスク周りの片付けですら億劫になり、いつもはきれいに整理整頓できている人のデスクが急に散らかるようになることもあります。また、食べたままの弁当をデスクの上に置きっぱなしにしていたり、ペットボトルの蓋を閉めていなかったりするなど、普段とは違うと感じる場合はうつ病の可能性があります。
身だしなみに気を配らなくなった場合も注意が必要です。服装や髪形などがいつもより整っていないと感じたら、うつ病が疑われます。
些細なミス、遅刻などが増える
うつ病になると集中力が低下するため、些細なミスが増え、以前まではしなかったようなケアレスミスが増えることもあります。また、遅刻や欠勤が増えた場合もうつ病を発症している可能性があります。特に、今までそのようなことがなかった人が遅刻や欠勤するようになった場合、また、普段よりも不健康そうな見た目をしていた場合は要注意です。
うつ病の治療方針・対策

うつ病の治療には大まかに「休養」「薬物療法」「相談・精神療法・心理療法」の3つの柱があります。
3つのうち一番重要なのは「休養」です。うつ病は「頭の酷使により心身が疲労している状態」であるため、休養によりその状態を回復させることが大切です。
休養の方法には「休職して治療する」「仕事量を制限して働きながら治療する」の2つがありますが、いずれにしても活動量を減らす必要があります。
「薬物療法」については、抗うつ薬を服用して治療する方法を取られるケースが多いです。
また、「薬物療法」はしばしば「相談・精神療法・心理療法」と一緒に用いられる方法でもあります。「相談・精神療法・心理療法」には、認知行動療法や対人関係療法などの方法があります。
うつ病の人を増やさない!職場でのメンタルヘルスケア事例4つ
うつ病の人を増やさないためには、職場でのメンタルヘルスケアが欠かせません。ここでは企業のメンタルヘルスケアの事例を紹介します。
メンタルヘルスケアを取り入れようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ダスキン
ダスキンでは、メンタルヘルスの取り組みとして、セルフケア意識を向上するための研修を行ったり、ストレスチェックの集団分析により職場改善を実施したりしています。
自分の健康データをスマホやPCで確認できる健康情報サイト「kencom」を導入し、従業員の健康意識を高めています。また、電話による24時間365日対応の「ダスキンこころとからだの健康相談」を実施。この取り組みにより、厚生労働省主催の第1回「上手な医療のかかり方アワード」にて保険部門で優秀賞を受賞しました。
住友ゴム工業
住友ゴムグループでは、メンタルヘルス不調を未然に予防するため、50人未満の事業所でもストレスチェックを実施。ストレスチェックの結果をもとに高ストレス者に対して面談や健康相談を行ったり、職場環境改善に繋げたりしています。
業務効率の改善や人員の補充などにより、時間外労働の抑制にも努めています。過重労働者に対しては、時間外勤務の状況を本人に通知し、産業医面談を実施。また、労働不可が高い従業員に対しては、上長との面談により改善策を立案し、改善状況を人事部門がチェックする体制を構築しています。
ワコールホールディングス
ワコールホールディングスでは、健康啓発セミナーを開催したり、「健康マイレージ」を活用したウォーキングイベント、インセンティブ付与などにより楽しく健康増進していけるプログラムを実施したりしています。
産業医や精神科医、保健師、看護師など産業保健スタッフが対応する健康相談窓口を設置し、メンタルヘルスを含め悩み事の相談対応を行っています。また、社外健康相談窓口も設置し、社員だけでなく家族の相談も24時間365日受け付けています。
オムロン
オムロンでは、ストレスチェックによる組織診断や職場ヒアリングを行い、産業保健スタッフによる職場環境活動を実施。eラーニングを活用し、全従業員に対してセルフケア、管理監督者を対象にしたラインケアのセミナーを行っています。
また、看護職による実践型のオンラインイベントの開催やラジオ体操動画の配信、ヨガや筋トレなどのセミナーをオンラインで開催。社内ウォーキングイベント「オムウォーク」を開催するなど、さまざまな取り組みを行っています。
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従業員のメンタルヘルスケアに「HELPO」
従業員のメンタルヘルスケアを行いたいと思っている経営者や人事労務担当者におすすめなのが、ヘルスケアアプリ「HELPO」です。「HELPO」は24時間365日、医療専門チームにチャット形式でいつでも相談できるスマホアプリです。
医療専門チームには医師や看護師、薬剤師が在籍しているので、さまざまな相談内容に対応できます。仕事が忙しくて病院に行けない方もいるかもしれませんが、「HELPO」ならいつでも相談できるため、従業員の安心感にも繋がるでしょう。「HELPO」は相談できるだけでなく、予約なしでオンライン診療も可能です。また、自宅や勤務先、お近くの薬局などへ処方薬の配送も行っています。従業員のメンタルヘルスケア対策に、ぜひ導入を検討してみてください。
人前では明るい人がうつ病のこともある
うつ病であったとしても人前では明るく接するため、周りに気付かれない人もいます。また、本人が気付いていないケースもあるでしょう。そのような場合でも、メンタルヘルスケア対策を行っていれば症状に気付き、早めに対応できる可能性があります。メンタルヘルス不調はモチベーション低下に繋がるので、生産性の低下、さらには業績悪化に繋がる可能性もあります。従業員に長く健康的に働いてもらうためにも、メンタルヘルスケアを行うことが大切です。
手軽に取り入れられるメンタルヘルスケア対策には「HELPO」がおすすめです。休日や夜中でもいつでも相談できるため、従業員も安心できるでしょう。ぜひ、導入を検討してみてください。



