インフルエンザ流行シーズン攻略ガイド<急な発熱編> 

冷静に対処!子どもの発熱時にできる5つの対策 

子どもの発熱、その熱の高さで慌ててしまった経験はありませんか? 
子どもの発熱はほとんどが軽いウイルス感染症で、通常は自然に治癒します。しかし、初めて子どもを迎えた新米パパ・ママや、園や学校の集団生活になってからのインフルエンザ時期は、不安がいっそう募りますよね。この記事では、インフルエンザの感染が広がる時期の気になる不安を解消し、正しい対処法を知るためのガイドを前編と後編に分けてお届けします。 

1. インフルエンザ症状の見極め 
~どんな症状がでたら、インフルエンザを疑うべき?

大人と比較し、免疫力が強くない子どもはインフルエンザにかかったときに重症化しやすいと言われています。また症状も、普通の風邪と比べて重くなる傾向があるため、以下の症状があった場合は、インフルエンザを疑います。 

  • 38℃以上の急な発熱 
  • 頭痛 
  • 寒気(悪寒) 
  • 倦怠感 
  • 筋肉痛や関節痛 

2. 受診の検討とタイミング 

インフルエンザ感染初期では、ウイルス量が少ないため検査では陰性になる場合があります。正確な診断を得るためには、発熱などの症状が出てから12時間以降、48時間以内に検査をすることが望ましいとされています。具体的な発症から受診、診断後の流れは以下の通りです。 

基本的な流れ TODO 
☐ 発症 初めての症状が現れた時間を確認しておく 
☐ 症状の確認 インフルエンザを疑う症状があるか確認 
☐ 受診の検討/予約 症状を見ながら受診を検討し、必要なら予約をする 
☐ 12時間以降~48時間以内の受診 インフルエンザウイルスが検出されるタイミングで受診 
☐ インフルエンザ検査 検査の結果を確認 
☐ 対症療法の実施/感染予防等 (検査結果が陽性の場合)医師の指示に従って治療や感染予防を行う 
☐ 休園や仕事の調整 必要に応じて休園や仕事の調整を行う 

3. ご家庭での看病ポイント(子どものインフルエンザ対処法) 

子どもがインフルエンザと診断された場合、ご家庭での看病は重要です。基本的な治療は、抗ウイルス薬での治療と症状を和らげることを目的とした対症療法です。どのように看病するかポイントをお伝えします。 

☑ 脱水症状予防のため、刺激の少ない飲み物で水分補給を行う 
発熱時は水分や塩分、糖分をバランス良く含む経口補水液を飲ませると効果的です。乳児の場合は母乳やミルクを優先してください。 

☑ 入浴は短時間のシャワーや清拭にとどめる 
長時間の入浴は体力の消耗が大きくお勧めできません。 

☑ 寒がっている時は保温し、暑がっている時は涼しくが基本 
乳児の場合は、手足を触ってみましょう。手足が冷たければ寒い、温かければ暑いと判断します。 

☑ 部屋の湿度を適切に保つ(50~60%) 
加湿器の使用、加湿器がなければ洗濯物の部屋干しなどでも効果があります。 

☑ 突発的な異常行動に注意する 
インフルエンザの特徴の一つとして、突然、予想外の行動をとることがあります。ドアや窓の施錠を確実に、発熱から2日間は子どもを1人にするのは避けましょう。 

4. かからない、うつさない!家庭内感染予防策 

インフルエンザウイルス感染症は、主に発症した人のくしゃみや咳などの飛沫(しぶき)が、鼻や口などから侵入することで発症します。 
ご家族が感染した場合、別室で過ごすのが理想的ですが、子どもが感染してしまった場合は難しいこともあります。ご家庭内での感染予防は、以下の対策を参考にしてみてください。 

➀ 手洗いとマスクの着用 
感染者が子どもの場合、マスクが難しい場合でも、世話をするご家族はマスクを着用しましょう。 

手洗い後はペーパータオルか専用のタオルを使用 

専用の部屋を設け、看病を行う人を限定 

④ 1日数回の換気を実施 

⑤使用済みのティッシュやマスクなどはビニール袋に入れて破棄 

⑥家庭内の清掃や消毒を徹底 
食器や衣類、浴槽などは通常の洗浄や洗濯で対応できます。共有箇所(ドアノブ、便座、スイッチ、手すり)は消毒液でふき取ることなども有効です。 

5. 不安なときの相談窓口 
◆ご家庭でのケアや、病院に行くべきか悩んだ時は… 

どんなに慎重に対処しても不安なことはつきものです。HELPOの健康医療相談は24時間365日医師や看護師、薬剤師が待機しており、緊急時の相談も可能です。子どもの健康に関する質問や不安なことがあれば、HELPOを利用して専門家のアドバイスを受けましょう。また「オンライン診療」サービスを利用すれば、ご自宅にいながら小児科受診も可能です。  

子どもの健康は最優先。冷静に対処し、必要なときにはHELPOを活用したり、専門家のサポートを受ける手段や準備を備えておけると安心ですね。​ 

 
古屋 麻美(ふるや あさみ) 
所属:ヘルスケアテクノロジーズ株式会社 ヘルスケアコンサルティング部/医療ビジネスプランニング課 
資格:看護師、保健師 
経歴:大学病院にて病棟看護師としての勤務後、ヘルスケアテクノロジーズでは妊娠期~育児などを含むさまざまな健康に関するご相談に対応。また、医療コラムの執筆や、企業従業員/自治体向けセミナープログラムなども担う。 

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