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体外受精と顕微授精の違いを解説!どちらがあなたに適している?
不妊治療の選択肢としてよく耳にする「体外受精」と「顕微授精」。これらの治療法は似ているようでいて、実は重要な違いがあります。それぞれの特徴を理解し、自分たちに最適な方法を選ぶための情報を、この記事で詳しく解説します。
※本ページの記事は、妊娠・出産・子育てに関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。
体外受精と顕微授精ってどうちがうの?
体外受精と顕微授精の違いについて分からない方も多いのではないでしょうか?
体外受精とは、体の外で卵子と精子を受精させ、受精卵を胚まで育てることです。体外受精の方法には媒精と顕微授精の2種類があり、これらの方法について説明していきます。
広い意味では、体外受精は媒精と顕微授精のことですが、狭い意味で媒精のことを指して体外受精と呼ぶこともあります。媒精は女性から取り出した卵子に精子をかけて受精させるシンプルな方法であり、「体外受精」や「ふりかけ法」と呼ばれることもあります。この方法は精子の質や数が比較的問題ない場合に適しています。
一方、顕微授精は精子を直接卵子に注入して受精させる方法です。この方法は精子の数が少ない・動きが悪い、卵子の膜が硬い、精子に対する抗体が強いなどの授精障害がある場合に適しています。
どのような方法が適しているのかは個々の状況によって異なりますので、医師と相談しながら決めていくと良いでしょう。
費用や通院回数に違いがある?
体外受精や顕微授精について高額なイメージを持たれている方もいるのではないでしょうか? ですが、実はこれらの治療は健康保険の適用があります。
体外受精(媒精)の場合、体外受精では約51,900円から、顕微授精では約89,700円からとなります。これは保険適用後の自己負担額です。自治体によっては不妊治療に対する助成金を設けている場合もありますので、お住まいの地域自治体のホームページもチェックしてみてください。
通院回数は、体外受精も顕微授精も大きな違いはありません。女性の場合は4~10回程度の通院が必要ですが、男性は0~1回で済むことが多いです。
体外受精や顕微授精を行う場合、女性の通院回数が多くなるためお仕事をされている方は事前に上司などに相談するとよいでしょう。
体外受精や顕微授精は女性に対する負担が大きいことや費用がかかってしまうことからお互いの治療に対する認識のすり合わせやお互いの理解が重要です。そのため治療についてカップル間でしっかり話し合っておきましょう。
さいごに
不妊治療を検討する際には、自分たちの健康状態や不妊の原因をしっかりと理解することが重要です。どのような治療法が適しているか、専門の医師と相談し、詳細な検査と診断を受けることから始めましょう。
不妊治療に関してご不明点やもっと詳しくお聞きになりたいことがありましたらお気軽にHELPOにご相談ください。
参考文献
東大病院:採卵・体外受精<span>・顕微授精</span> | 東大病院 女性外科 (gynecology-htu.jp)
生殖医療学会:一般社団法人日本生殖医学会|一般のみなさまへ – 生殖医療Q&A(旧 不妊症Q&A):Q13.顕微授精とはどんな治療ですか? (jsrm.or.jp)
日本産婦人科学会:11.生殖補助医療(ART) – 日本産婦人科医会 (jaog.or.jp)
クレジット
著作/ヘルスケアテクノロジーズ株式会社
文/看護師 國定愛莉