胚移植の方法と移植後の注意点について

不妊治療を進める中で、胚移植という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。胚移植は、体外受精の一環として行われる重要なステップです。しかし、具体的にどんな処置をするのか、痛みの有無や程度などがわからないと不安ですよね。 ここでは、治療に対する不安を少しでも和らげるために、胚移植の処置の流れや痛みについて解説します。 

※本ページの記事は、妊娠・出産・子育てに関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

胚移植の流れは?

胚移植とは、受精卵(胚)を女性の子宮内に移す(移植する)ことをいいます。 

体外で受精させ、数日間培養して成長させた胚や、以前に凍結保存しておいた胚を解凍して移植します。医師は超音波を使用しながら、細いチューブを通して培養した胚を子宮内に慎重に移します。移植にかかる時間は10分程度ですが、胚の位置や状態を確認するためにもう少し時間がかかることもあります。医師から特別な指示がない限りは移植が終了したら歩いて帰宅することが可能で、過度な運動を控える以外には普段通り生活を送ることができます。胚移植について不安がある方は、事前に医師や看護師に相談しましょう。

処置による痛みはあるの?

胚移植の処置自体は、比較的痛みが少ないとされています。しかし、人によっては軽い痛みや不快感を生じることがあります。例えば、チューブを挿入する際に軽い圧迫感を感じることがありますが、これは一時的なものです。また、子宮内膜は傷つきやすいため、処置後に軽い腹痛や出血が見られることもありますが、数日以内に治まることが多いです。 

さいごに

胚移植の流れや痛みに関する基本的な情報をお伝えしましたが、痛みの感じ方には個人差があります。何よりも大切なのは、疑問や不安を抱えたままにせず、医師や看護師などの専門家に相談することです。不妊治療に取り組む皆様が、一日でも早く望む結果を得られるよう、私たちHELPOでもお手伝いできればと思います。24時間365日ご相談可能ですので、お気軽にご相談ください。 

参考文献

日本生殖医学会(編),生殖医療の必修知識, (株)杏林舎  

体外受精・胚移植について,徳島大学医学部産科婦人科学分野, https://www.tokudai-sanfujinka.jp/Patient/art.html 

新鮮胚移植,加藤レディースクリニック, https://www.towako-kato.com/treatment/cure.html 

当院での生殖補助医療(ART)について{胚移植},にしたんARTクリニック, https://nishitan-art.jp/treatment/art/ 

クレジット

著作/ヘルスケアテクノロジーズ株式会社  

文/看護師 大石桃子