男性不妊とは?男性不妊の種類と原因

男性不妊は、妊活中の多くのカップルにとって大きな悩みの一つです。実際、不妊の約半数には男性不妊が関係していることが分かっています。本記事では、男性不妊の種類と主な原因、その治療法について解説します。 

※本ページの記事は、妊娠・出産・子育てに関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

男性不妊の種類

不妊症のうち、男性側に原因がある場合を「男性不妊」と呼びます。 

男性不妊の種類は大きく分けると、精子の数や質の問題がある造精機能障害、性交時に射精や勃起ができない性機能障害、生成された精子が途中で詰まるなどで精子が排出されない精路通過障害の3つが挙げられます。 

男性不妊の主な原因

男性の精子の質は、加齢に伴い35歳頃から徐々に低下することが知られています。精子の数が少ない場合や運動性が低い場合、精子が卵子に到達する確率が低くなります。加齢の他にもストレスや飲酒、喫煙、肥満などの要因によってホルモンのバランスが崩れると、精子の生成が正常に行われなくなり、精子の質に影響を与えることがあります。 

また、病気が原因となることもあり、精巣がんや下垂体、甲状腺の異常、染色体や遺伝子の異常などが挙げられますが、特定の原因が見当たらない場合もあります。 

さらに、過去の炎症や手術後の合併症などによって精子が通る道が塞がって精子が外に出られず、男性不妊の原因となることもあります。 

男性不妊の治療法

男性不妊の治療法は、原因に応じて様々です。精子の数や質が問題の場合、薬物療法や生活習慣の改善が推奨されることが多いです。薬物療法では、ホルモン剤や血流改善薬、漢方薬、ビタミン剤などが使用されることがあります。性機能障害の場合には勃起を促進する薬が使用されることもあります。また、精路通過障害がある場合などは、手術による治療が必要となることがあります。 

原因が特定できない場合や治療の効果が得られない場合などには、妊娠の確率を高めるためにタイミング法や人工授精を行ったり、自然な妊娠が困難な場合には体外受精や顕微授精などといった方法を行ったりして段階的に治療法をステップアップさせていきます。 

さいごに

男性不妊は、適切な診断と治療を受けることで改善できることが多く、不妊治療に取り組む際には、パートナーと協力することが大切です。妊活に関する不安や疑問など、より詳しい情報を知りたい場合にはHELPO健康相談へお気軽にご相談ください。 

参考文献

一般社団法人日本生殖医学会 

1)男性の不妊症の原因:http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa04.html 

2)男性不妊の治療http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa15.html 

クレジット

著作/ヘルスケアテクノロジーズ株式会社 

文/看護師 高橋恵梨子