部下をうつ病にしてしまう上司の特徴と改善策をご紹介

うつ病などのメンタルヘルス不調に陥ってしまう原因には、身体的な負担だけでなく職場の人間関係も関わってきます。部下のやる気が感じられない、あるいはメンタルヘルスに不調をきたしてしまった場合には、上司が原因である可能性も否定できません。部下が休職や退職してしまえば、結果として大変になるのは上司自身です。

しかし「何が原因で部下のやる気がなくなってしまったのかわからない」「どのように改善すれば良いかわからない」という方も多いでしょう。

そこで本記事では、部下をうつ病にさせてしまう上司の特徴や改善策について解説していきます。部下に心身ともに長く健康的に働いてほしいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

部下をうつ病にしてしまう上司の特徴は?

【考える】のイメージ_考えている男性の横顔

部下をうつ病などメンタル不調にしてしまう上司には、以下のような特徴があります。

  • 感情の浮き沈みが激しく、部下にあたる
  • 部下のことを公然と否定する
  • 部下に自分と同等以上の品質を求めてしまう
  • ダブルバインドなことを言う
  • 部下を認めない

自分自身はもちろん、上の立場にいるような従業員にこのような特徴がないか、改めて振り返ってみましょう。

感情の浮き沈みが激しく、部下にあたる上司

自分自身の感情の浮き沈みが激しく、イライラしている際に態度に出してしまうような上司の元では、部下は安心して働けません。部下のミスを執拗に責め立てたり、部下に褒められないと機嫌が悪くなったりするような上司は、部下を潰しやすいと言えます。

機嫌が良いときは問題ないかもしれませんが、気分が悪いと八つ当たりされる可能性があるため、部下は緊張し、ミスを起こしてしまう可能性もあります。また、そのような職場では雰囲気も悪くなってしまうでしょう。

部下のことを公然と否定する上司

いくらできない部下がいたとしても、それを大勢の人の前で公然と否定するようなことがあれば、その部下だけでなく、他の部下からも不信感を持たれてしまいます。大勢の前で否定されると、部下は自尊心が傷ついたりストレスに繋がったりしてしまいます。

それによりモチベーションが下がるだけでなく自信も失ってしまい、うつ病などメンタルヘルス不調の状態に陥ってしまうかもしれません。

部下に自分と同等以上の品質を求めてしまう上司

自分ができるからこそ、自分よりできない部下を執拗以上に責め立てて同等以上の仕事の品質を求めてしまう上司は、部下を潰してしまいやすいと言えます。このようなタイプの上司は成功してきた自負があるため、自分自身が基準になってしまい部下にも自分と同じ仕事量ややり方を強要してしまうのです。

経験が浅い、その業務自体が合っていない、ミスをおそれて行動ができないなど、さまざまな背景から部下が十分に能力を発揮できていない可能性もあります。自分との能力差や部下の背景を考慮して、適切なレベルの仕事を任せることが重要です。

ダブルバインドなことを言う

ダブルバインドとは、2つの矛盾したメッセージを伝えることで相手を混乱させる可能性のあるコミュニケーションを言います。「いちいち全部質問するな」と言ったと思えば、別の日に「なぜ質問しないのか」と発言するなど、矛盾するような内容を言うことが日常茶飯事だと、部下は何をして良いかわからなくなり、精神的に不調をきたしてしまう可能性が高まるでしょう。

上司自身が、自分の発言の一貫性を考えなければなりません。そのために、マネジメントの知識などを学ぶ必要があります。

部下を認めない

部下を認めない態度にも注意が必要です。上司が部下を全くと言って良いほど評価しないような姿勢だと、部下はどんどん自己肯定感を失っていき、辛さを感じてしまうこともあります。上司によっては知らず知らず、毎回のように部下を否定してしまっているケースもあるので要注意です。

時には部下に寄り添って認めてあげる必要もあります。少しでもできたことを褒めれば、部下の自信にもつながり積極性も増していくはずです。

部下をうつ病にしないために重要なこと

【ポイント】のイメージ_女性がポイントのマークを作っている様子

次に、部下をうつ病などのメンタルヘルス不調にしないために重要なことを解説していきます。

適切なコミュニケーション

部下をメンタルヘルス不調にしないためには、適切なコミュニケーションが欠かせません。そのために、上司と部下が適切な頻度でコミュニケーションできるような機会を設けると良いでしょう。例えば、ランチやお茶など、カジュアルにコミュニケーションできる機会を作れば、上司と部下の間で信頼を醸成していけます。

また、普段の業務においても、上司から部下に話しかけて部下との信頼関係を構築していくことが大切です。評価面談の際は、評価理由を客観的にわかりやすいものにし、部下から不信感を持たれないようにすると良いでしょう。

コミュニケーションが円滑になれば部下を知ることができ、それぞれに合ったマネジメントが可能になります。部下へのメッセージについては、言い方に気を付ける必要があります。

部下をマネジメントする方法を学ぶ

部下をマネジメントする方法がわからなければ、その方法を学ぶ必要があります。マネジメントに関する本を読んだりマネジメント研修を社内で実施したりするなど、部下はもちろん、自分自身も学習して継続的に改善していけると良いでしょう。

マネジメント研修を受ければ、部下に対する適切なコミュニケーションや動機付けができるようになります。そうすれば、部下のモチベーションが上がり意欲的に仕事をしてくれるだけでなく、社員の定着率のアップにも繋がるでしょう。

適切なマネジメントができるようになれば、自身の評価も上がります。マネジメントは管理職として必要なスキルであることを認識し、積極的に学んでいかなければなりません。

部下が相談できる外部環境を設ける

上司自身が対策する以外にできることとして、部下が相談できる外部環境を設けるのもひとつの方法です。いくら上司が部下のことを考えたり思いやったりしたとしても、職場環境が部下にあったものでなかった場合には、部下がうつ病をはじめとしたメンタルヘルスの不調に陥ってしまう可能性があります。

そのような状態になった時に、上司から部下に対して積極的にコミュニケーションを図ったり、「頑張れ」と励ましたりすると、逆効果になってしまうことも考えられます。だからこそ、医師をはじめとした第三者の適切な専門家に、普段から相談できるような環境を構築しておくことが大事です。

部下をうつ病にしないためにHELPO

【安心】のイメージ_手を胸に置く男性

部下がうつ病などのメンタルヘルス不調になってしまう原因には、上司の問題以外にも職場環境や労働時間によるストレスなども考えられます。そのため、上司自身も自分のメンタルヘルスには気を配る必要があると言えます。さまざまな要因が重なることで、誰もがメンタルヘルスに不調をきたす可能性があるのです。

どのような問題があったとしても、いつでも相談できる場があれば安心できます。そのような環境の構築を考えている方におすすめなのが、ヘルスケアアプリ「HELPO(ヘルポ)」です。

「HELPO」はスマホアプリで利用でき、24時間365日、いつでもチャットで医療専門チームに相談できます。医療専門チームには医者や看護師、薬剤師がいるため、さまざまな相談に対応可能です。「HELPO」を利用すれば、忙しくてなかなか病院に行けない方、社内の人に相談できない方も安心して相談できます。

メンタルヘルス不調は、早めの対処により未然に防げるものでもあります。ぜひこの機会に、「HELPO」の導入を検討してみてください。

部下をうつ病にしてしまう上司にならないように

自分のこととなると、部下にとって良くない態度を取っていると気付けなかったり、仮に気付けたとしても認めたくなかったりする場合もあるでしょう。しかし、部下が健康的かつ積極的に仕事をするためには、上司との自然なコミュニケーションや思いやりの心が欠かせません。そのためにも、話しやすい雰囲気を作ったりマネジメント研修を受けたりすることは大切です。

ほかにも、職場環境や仕事量などにより部下がメンタルヘルス不調を起こしてしまうケースがあります。また、上司自身が人間関係や業務過多などトラブルを抱えていることがそもそもの原因になっている可能性もあります。

そのような場合におすすめなのが、いつでも誰でも医療専門チームに相談できる「HELPO」です。ぜひ一度、導入を検討してみてください。

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