前回のコラムでは、お酒が体や健康にもたらす影響についてお伝えしました。
今回は、そのお酒のメリット・デメリットを踏まえて、ダイエット中のお酒の楽しみ方や工夫して欲しいポイントを紹介します。

お酒とカロリー

　前回のコラムでもお伝えしましたが、お酒は１gあたり7kcalあります。これはタンパク質や糖質よりも多いので、アルコール度数が高いお酒ほど、高カロリーになってしまいます。また、お酒の原料によっては、さらにカロリーが加わるため、ビール350mlで140kcal、缶酎ハイ350mlで180kcal、日本酒１合で200kcalほどあります。食事で置き換えるとおにぎり１個分に相当するカロリー量です。
これだと、せっかく食事や運動でカロリーを削減しても、お酒の量が増えてしまうと水の泡になってしまいますよね。そのため、まずはお酒のカロリーが高いことを認識した上でお酒の量を増やさない、調節するなどカロリーを削減することが大切です。

ダイエット中のお酒の飲み方

　ダイエット中にどうしてもお酒から離れられない！という方もいるかと思います。そのような時は、まずは飲み方やお酒の種類を工夫してみましょう。
　ダイエット中におすすめなお酒の種類は、糖質やカロリーの少ないものです。具体的には蒸留酒と言われる、ウイスキー、焼酎、ブランデーなどがおすすめです。ただ、これらのものはアルコール度数が高いものが多いため、飲み過ぎには注意が必要です。
　またビールや日本酒、ワイン、カクテルには糖質が多く、アルコール度数は低くても高カロリーになりやすいです。そのため、レモンサワーをリキュールではなくレモンを直接絞るものへの変更や、お酒をジュースなどで割る場合には炭酸水や緑茶などに変えることも効果的です。その他にも最近増えている糖質やカロリーオフのお酒をうまく活用していくことも良いです。また休肝日を作ることや、無糖の炭酸水やカロリーゼロの飲料へと置き換えていくと、カロリーだけでなくアルコールの摂取量も減らすことができます。

糖質を多く含みやすいお酒	ビール、日本酒、ワイン、カクテル、梅酒など
カロリーや糖質が少ないお酒	ウイスキー、焼酎、ブランデー、ジン、ウォッカなど

おつまみにも工夫を！

　お酒と合わせて食事やおつまみを取ることで、胃や腸への負担の軽減やアルコールの吸収スピードの低下につながります。しかし、お酒を飲んでいるときは味付けの濃いものや脂っこいもの、炭水化物などが食べたくなる方もいるかと思います。これらのものは、カロリーが高い傾向にあるだけでなく、体がむくみやすい他に、太りやすい体へと変化してしまいます。そのため、なるべくヘルシーなおつまみをチョイスしましょう。
具体的には、居酒屋などによくある枝豆や豆腐、トマトスライス、刺身、チーズなどの他にも、スルメやジャーキーなど良く噛むものがおすすめです。また、揚げ物よりも炒め物、炒め物よりも蒸し物の方がカロリーは低いため、調理方法や味付けを考えて選択することも良いかと思います。

ダイエット中はストレスが溜まってしまうと、それが引き金となって暴飲暴食をしてしまうことがあります。無理なく確実にダイエットを続け、目標とする健康的な体に近づくためにも、これらの工夫を取り入れていけると良いですね。
より自分に合ったお酒の飲み方やおつまみの選び方について知りたい場合には、いつでもHELPOへご相談ください。